矢野経済研究所、2007年版自動車用電池材料に関する調査結果を発表
2007年版自動車用電池材料関する調査結果
~急激に市場規模を拡大する二次電池市場自動車にリチウムイオン電池はいつ搭載されるのか?市場に与えるインパクトは?~
◆調査要綱
矢野経済研究所では、自動車産業のみならず全産業分野において注目度の高い二次電池市場について調査を行った。特に「安全性」についてはユーザーにとっても大きな関心事であると思われる。今回は電池の安全性や性能の向上に直結する電池材料について焦点を当て、特に注目度の高い自動車用二次電池材料の現状と今後について調査を行った。HEV・EVの特徴や課題を抽出するとともに、『電池材料』から見た自動車業界の位置づけについて調査し、2020年までの二次電池市場及び電池材料市場のトレンド、市場規模を推定した。
1.調査対象:自動車用二次電池材料(Ni-MH、Li-Ion 二次電池構成デバイス)
2.調査対象先:二次電池材料メーカー、二次電池メーカー
3.調査期間:2007年5月~2007年7月
4.調査方法:当社研究所専門調査研究員による直接面接取材、電話取材、文献調査等
◆Executive Summary
■従来から『安全性』重視の自動車では民生Li-Ion電池による不具合の影響は軽微
・民生用途でリチウムイオン電池による不具合についての発表が散見される。自動車用途の場合においてもその可能性は皆無ではないが、安全性を第一優先項目として挙げた開発により時期の変更はあっても搭載意欲は低下していない。
■環境負荷低減は地球全体から求められている課題である
・地球の温暖化、資源の枯渇、それに伴う気候の変動や燃料価格の高騰など、自動車産業を取り巻く環境は資源を多用する自動車にも改善を要求し、自動車もその要求に応えてきた。今後は内燃機関の高効率化やバイオエタノール、水素燃料とともに電気を利用したHEV/EVが主役になる。
■2020年、HEVの世界生産は600万台以上、EV/P-HEVを含めると800万台以上の市場に
・電池材料の進化に伴い、これまで可能性が低いとされてきたEV、P-HEVを含めると動力用電池を搭載した自動車は800万台以上となり電池業界でも大きな存在となりうる
◆資料体裁
資料名:「2007年版自動車用二次電池材料市場の徹底分析」
発刊日:2007年7月31日
体裁:A4判155頁
定価:126,000円(本体価格:120,000円消費税等:6,000円)
○株式会社矢野経済研究所
所在地:東京都中野区本町2-46-2
代表取締役社長:水越孝
設立:1958年3月
年間レポート発刊:約250タイトル
URL:http://www.yano.co.jp/
※調査内容の解説は添付資料を参照