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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'01.31.Fri
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2007'09.07.Fri

清水建設、携帯電話を使った品質管理支援ツールを土木工事の施工現場に導入

携帯電話を使った品質管理支援ツールを、土木工事の施工現場に導入
―社内外に情報ネットワークを構築し、品質の確保と信頼性の向上に貢献―


 清水建設(株)<社長 宮本洋一>はこのほど、携帯電話を使った品質管理支援ツール「コンクリート情報共有システム」を、土木工事の施工現場に導入。新たに受注する工事案件を中心に今後、全国展開を図ります。本システムは、社内の関係部署にとどまらず、工事発注者や協力業者など社外の工事関係者にまで、インターネットを介して情報ネットワークを構築。リアルタイムな品質管理情報を共有化することで、品質の確保と信頼性の向上に貢献するものです。なお本システムは、(株)日本コミニケーションズ<社長 高瀬博行>と共同開発したものです。

 土木施設の施工現場では、コンクリート品質の管理業務がとくに重要です。この品質管理業務には、品質管理情報を適切に処理するツールが今や欠かせません。そしてこのようなツールに必要な機能は、品質管理情報をリアルタイムで正確にしかも効率良く記録できることはもちろん、品質管理情報の信頼性・透明性を確保することです。

 今回展開を開始する「コンクリート情報共有システム」は、携帯電話を使ってコンクリート品質の管理業務を支援するツールです。現場で得たコンクリートの品質データや写真データは、携帯電話からインターネット上のサーバーへ直接送信。関係者はサーバーにアクセスすることで、現場の品質情報をリアルタイムで把握できます。サーバー内でデータは自動的に記録保存され、また必要な帳票などが作成されます。

 本システムの最大の特徴は、工事発注者を含む社内外関係者間にインターネットを介した情報共有ネットワークを構築する点です。携帯電話からデータ送信される都度、サーバー内で情報更新。そしてこのサーバーにアクセスすることで工事関係者全員が、リアルタイムな品質管理情報を共有化できる仕組みです。工事発注者、現場担当者及び本社の技術スタッフらがいつでも、またどこからでも現況をウェブ画面で確認できるため、最新の品質データに基づいて様々な角度から品質チェックや検討を行うことができ、品質管理の信頼性が大幅に向上。また品質管理情報の透明性という点でも、一段と優れたものになります。

 本システムで扱うデータは、(1)打設前検査5項目、(2)受入れ検査6項目、(3)圧縮強度試験2項目、(4)品質履歴であるトレーサビリティー5項目、合計18項目です。データ数は、検査頻度やコンクリート打設量で違ってきますが、「常陸那珂港東防波堤本体工事」では1打設日あたり約1200個のデータを扱いました。

 当社は本システムの原型を2005年11月に竣工した「大阪港夢洲トンネル沈埋函(5号函)製作工事」で使用。本システムは、この原型システムの機能を拡張すると同時に汎用性を持たせたものです。品質管理支援ツールとしての有効性に関しては、2007年3月に竣工した「常陸那珂港東防波堤本体工事」で使用し、確認済みです。
  なお本システムは、汎用の携帯電話ツールをシステムのプラットホームに使うことで、現場への導入コストを抑えることに成功。導入費用は、月額3万円のサーバー利用料だけです。


≪本システムのメリット≫

1.品質管理情報の共有化で、工事管理の信頼性と情報の透明性を向上 
 本システムを使えば、工事発注者、現場担当者及び本社の技術スタッフなど工事関係者全員でリアルタイムな品質管理情報を共有化することが可能。例えば、コンクリートのフレッシュ性状や打込みの進捗状況を、関係者なら誰でもリアルタイムに、また現場から離れた場所からでも把握できます。このため最新の品質データに基づいて様々な角度から品質チェックや検討を行うことができ、品質管理の信頼性が大幅に向上するわけです。また本システムは、品質管理情報の透明性という点でも、一段と優れています。 
  
2.「コンクリートのトレーサビリティー」に対応可能 
 トレーサビリティーとは、作業の内容を記録した履歴を残し、追跡ができること。コンクリートのトレーサビリティーは、構造物の部位ごとに、アジテータ車の運搬記録と打込み記録を統合し、「どのアジテータ車のコンクリートが、どこに打込まれたのか」という品質履歴を記録・保存するものです。 本システムは、コンクリートの分野では先進的な取り組みであるこのトレーサビリティーに、対応可能な建設業界唯一のツールです。 
  
3.データ入力や帳票作成作業などの情報処理業務を省力化 
 本システムは、現場試験場所や打込み場所などから携帯電話を使って直接データ入力できます。サーバー内では自動的にデータが処理されて、帳票を作成します。また、カメラ付き携帯電話で撮った写真データは、数値データとリンクして登録されるため、視覚的な確認がしやすくなります。これらの結果、情報処理に要する手間や時間が大幅に軽減されます。 


以 上


≪参 考≫

1.株式会社日本コミニケーションズの会社概要
 http://www.jacoms.co.jp/jacoms_WE.html 
  
2.常陸那珂港東防波堤本体工事の工事概要 
 工事名称:常陸那珂港東防波堤本体工事 
 工事場所:茨城県ひたちなか市阿字ヶ浦 常陸那珂港ケーソンヤード内 
 発注者:国土交通省 
 施工者:清水建設株式会社(単独工事) 
 工 期:2006年9月19日~2007年3月16日 
 

 ◆コンクリート情報共有システムイメージ図 
  ※添付資料を参照

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