マクニカネットワークス、日立にカナダ社製の次世代PC Xサーバソフト「EoD」を提供
マクニカネットワークス 日立のハードウェア製品開発向け設計システムへ
次世代PC Xサーバソフトウェア「Exceed onDemand 5.1J」を提供
― EDAツールの通信を圧縮して、設計効率アップと設計期間短縮を推進 ―
ネットワーク機器の輸入、開発、販売を手がけるマクニカネットワークス株式会社(以下 マクニカネットワークス本社:横浜市港北区新横浜1-5-5、代表取締役社長:宮袋 正啓)は、この度、株式会社日立製作所 (本社:東京都千代田区丸の内一丁目6番6号、代表執行役 執行役社長:古川 一夫)の情報通信グループ ハードウェアモノづくり統括本部モノづくり改革本部が構築した、ハードウェア製品開発向け設計システムへ、カナダ・ハミングバード社製「Exceed onDemand 5.1J(エクシード オンデマンド 5.1J)」(以下 EoD)を提供したことを発表致します。
「Exceed onDemand 5.1J」はウィンドウズのPC画面上でUNIXのXウィンドウ画面を開くことを可能にする、シンクライアントモデルの次世代PC Xサーバソフトウェアです。
PC Xサーバをサーバベースで運用いただく事により、ユーザ毎の設定変更やライセンス管理、セキュリティポリシーなどの集中管理が可能となります。通信においては、独自プロトコル(Thin X プロトコル)の採用により、従来の自社PC X サーバ製品に比べ最小1/100まで通信トラフィック量の削減が可能です。(自社調べ)予期せずにネットワークが切断されてしまった場合でも、Xセッションの一時中断、回復機能により、自動的にXセッションを保持し、Xアプリケーションを実行し続けることが可能です。
今回、EoDを導入する日立製作所では、社内および日立グループ会社におけるモノづくり力を強化するため、設計効率2倍化と設計期間40%短縮を目指し、設計作業を自動化支援するEDA(Electronic Design Automation)ツールを全面的に採用した、設計システムを構築しました。本システムは、4月2日から稼動を開始し、 新設の設計センターで集中管理され、社内各製品設計事業部および日立グループ会社が、社内ネットワークでEoDを介してEDAツールを利用しながら設計業務を行います。
EoDを採用した要因として、「通信の圧縮機能」が挙げられます。EDAツールの対話画処理は通信量の多いX-windowで実現されており、遠隔地に分散した拠点から多人数が同時に対話処理を行おうとすると、ネットワークの負荷増大によるレスポンス低下が避けられないという課題がありました。EoDはThin X プロトコルにより通信量を圧縮して通信することで、それを解消しました。
EoDは7月から本格的に導入されており、新設の設計センターのインフラの一部として、そこにアクセスする各事業部、グループ各社で使用されます。
▼製品に関する詳細 http://www.macnica.net/hummingbird/
<製品に関するお問合せ先>
マクニカネットワークス株式会社 ハミングバードセールス担当
Email: hclsales@cs.macnica.net TEL: 045-476-1960
【日立製作所 会社概要】
会社名 株式会社 日立製作所
資本金 282,033百万円 (2007年3月31日現在)
設立 1910年
本社所在地 〒100-8280 東京都千代田区丸の内一丁目6番6号
代表者 代表執行役 執行役社長 古川 一夫
ホームページ http://www.hitachi.co.jp/
▼参照: 日立のハードウェア製品開発向け設計システムに関するプレスリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2007/03/0330.html
【ハミングバード社 会社概要】
カナダのハミングバード社は、コネクティビティ製品のリーティングカンパニーです。2006年10月には、カナダのオープンテキスト社がハミングバード社を買収し、Enterprise Content Management (ECM)分野における最大の独立系企業になりました。現在も、ハミングバード社(ハミングバード・コネクティビティ部門)として、継続して販売を行っています。マクニカネットワークスは、1989年以来、日本総代理店として「Exceed」シリーズおよび「NFS Maestro」シリーズの日本語製品の開発および販売を展開してまいりました。各種製造業のCAD/CAM/ CAEのエンジニアリング用途から金融機関のディーリング業務、官公庁/教育機関、ISP/ASPキャリアなど幅広い分野で多数の導入実績がございます。
▼ハミングバード社(ハミングバード コネクティビティ部門):
http://connectivity.hummingbird.com/
※本文中に記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。