NTT-AT、学校教育向け「実践型ネットワーク検証カリキュラム」を提供
IPv6やSIPなどNGNの基盤技術を実務型演習で修得、
学校教育向け「実践型ネットワーク検証カリキュラム」の提供を開始
学生に知識だけでなく、企業が求める即戦力を身に付けさせる教育カリキュラム
NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下:NTT-AT、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木 滋彦 (すずき しげひこ))は、次世代ネットワークの基盤となるIPv6やSIPに関する技術や知識を実務形式で学ぶことができる「実践型ネットワーク検証カリキュラム」の提供を2007年8月10日(金)より開始します。
「実践型ネットワーク検証カリキュラム」は、NTT-ATがこれまで培ったネットワークおよびネットワーク機器の検証技術や業務知識、またその実績と経験を基盤として、学校法人電子学園 日本電子専門学校(本部:東京都新宿区、理事長:多 忠和)との共同開発により、学校教育向けに展開したものです。本カリキュラムは、同校のネットワークセキュリティ科2年次の卒業研究課題として、また、来年度以降はセキュリティログ解析として採択されています。
■教育現場で求められている実践型演習でIPv6やSIPの最新技術を習得
「実践型ネットワーク検証カリキュラム」は、ネットワークおよびネットワーク機器の実践検証を通し、ネットワークレイヤの概念から機器の操作「使える」、ログの解析「見える」、原因の特定「確かめる」を実務形式で学ぶことができる学校教育向けカリキュラムです。今回、講師を対象とした、カリキュラムの進め方・指導方法についての講習会と合わせて提供を開始します。
本カリキュラムでは、次世代ネットワークの基盤となるIPv6やSIPに関する最新技術の習得を柱に、単に知識や技術(操作スキル)の習得に留まることなく、擬似環境における試験環境の検討と構築、ログ等の取得と活用方法、それらを用いた解析手法など、業務遂行に必要な原理・原則と実践的な応用力を体系的に身につけることを狙いとして構成されています。本カリキュラムの導入をすることにより、学生を即戦力に近い形*1でIT系企業に送り出すことができるため、専門学校をはじめ、ITスクール業界でも他校との優位な差別化が図れ、集客を高めることができます。
また、経済産業省の「組込みソフトウェア産業実態調査」*2において、「学校教育で有効と思われる方法」という問いに対して、「プロジェクトベース演習(45%)」「企業との共同プロジェクト(38%)」という結果が得られており、企業のノウハウを取り入れた実践型演習内容が、教育の現場で求められていることが明らかになっています。
NTT-ATでは、本カリキュラムの提供を通して、専門学校等の教育機関へネットワークコース新設等のコンサルティング、カリキュラム内容の拡充を進める予定です。
■「実践型ネットワーク検証カリキュラム」の構成
<基本コース>
オリエンテーション
技術講義
課題の提示
計画立案(管理手法)
手順書の作成
模擬環境構築
模擬環境を用いた検証
報告書作成
<講師対象講習(基本:~10名まで5日間)>
カリキュラムの概要、進め方
課題の提示方法
管理手法
手順書・報告書の作成手法 等
■提供価格
アカデミック価格 40万円~ (消費税込:42万円~)
講師対象講習 60万円~ (消費税込:63万円~)
■日本電子専門学校について
日本電子専門学校は1951年に日本ラジオ技術学校として設立されました。産業界との連携を強化しながら、より職業に密着した教育を実践しています。そして21世紀の現在、これからのブロードバンド時代に応えるための新たな教育展開を始動しました。最先端の技術をいち早く実学として取り込み、個性を生かせる教育環境の中で、国際社会に貢献することのできる感性豊かなスペシャリストを育成しています。
<注釈>
*1: ネットワークシステム運用監視業務から、ネットワーク構築、サーバ/システム構築、ネットワークコンサルティングの業務までネットワーク関連業務における幅広い分野で適用、応用が可能。
*2: 2005年 経済産業省が実施したアンケート調査「組込みソフトウェア産業実態調査」