日本産業機械工業会、6月の産業機械受注状況を発表
平成19年6月 産業機械受注状況
1. 概要
本月の受注高は、5,483億5,100万円、前年同月比84.7%となった。
内需は、2,996億4,900万円、前年同月比103.5%となった。
内需のうち、製造業向けは前年同月比86.2%、非製造業向けは
同112.4%、官公需向けは同151.4%、代理店向けは同105.2%であった。
増加した機種は、鉱山機械(207.0%)、タンク(115.2%)、ポンプ(148.1%)、送風機(107.8%)、変速機(104.0%)、金属加工機械(121.2%)、その他機械(140.9%)の7機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(87.0%)、化学機械(冷凍含)(97.8%)、プラスチック加工機械(96.7%)、圧縮機(88.1%)、運搬機械(79.8%)の5機種であった(括弧の数字は前年同月比)。
外需は、2,487億200万円、前年同月比69.6%となった。
プラントは、8件、661億900万円であり、前年同月比33.1%となった。
増加した機種は、ボイラ・原動機(137.3%)、鉱山機械(132.9%)、プラスチック加工機械(107.0%)、ポンプ(106.4%)、変速機(109.1%)の5機種であり、減少した機種は、化学機械(冷凍含)(51.7%)、タンク(17.0%)、圧縮機(54.3%)、送風機(35.7%)、運搬機械(86.8%)、金属加工機械(79.4%)、その他機械(97.6%)の7機種であった(括弧の数字は前年同月比)。
2. 機種別の動向
(1)ボイラ・原動機
鉄鋼、電力、外需の増加により前年同月比104.7%となった。
(2)鉱山機械
窯業土石、鉄鋼、鉱業、その他非製造業の増加により同200.2%となった。
(3)化学機械(冷凍機械を含む)
外需の大幅な減少により同64.6%となった。
(4)タンク
化学、外需の減少により同69.9%となった。
(5)プラスチック加工機械
自動車、外需の増加により同103.1%となった。
(6)ポンプ
卸・小売、外需、代理店の増加により同121.9%となった。
(7)圧縮機
自動車、外需の減少により同66.9%となった。
(8)送風機
自動車、官公需、外需の減少により同89.1%となった。
(9)運搬機械
一般機械、電気機械、自動車、外需の減少により同82.0%となった。
(10)変速機
窯業土石、鉄鋼、金属製品の増加により同105.1%となった。
(11)金属加工機械
鉄鋼の増加により同104.3%となった。