イオンモール、中期経営計画(2008年度~2010年度)を策定
新生「イオンモール株式会社」中期経営計画(2008年度~2010年度)について
すでにご案内のとおり、本年8月21日、イオンモール株式会社と株式会社ダイヤモンドシティが合併して、新生「イオンモール株式会社」として新たにスタートいたします。
新生「イオンモール株式会社」の中期経営計画(2008年度~2010年度)を策定しましたので、お知らせいたします。
記
1.中期経営計画(2008年度~2010年度)の概要
新生「イオンモール株式会社」は、国内に加え、東南アジアでのモール・ビジネスの展開を推し進め、アジアを代表するグローバル企業として、2017年度に世界のディベロッパー・ショッピングセンター(SC)面積ランキングでベスト5にあたる「グローバル5」入りを経営ビジョンにて策定いたしました。
「グローバル5」を実現するため、2008年度から2010年度において、(1)新規モールの出店拡大、(2)モール収益力の向上、(3)国際事業の本格的な展開、(4)活性化ビジネスへの取り組みを推し進め、2010年度の小売売上高2兆円、営業収益2,000億円、経常利益600億円を目指してまいります。
2.経営方針
(1)新規モールの出店拡大
本年秋に「イオンモール羽生」(埼玉県)、「イオンモール日の出」(東京都)を開店し、2007年度末における「新生イオンモール株式会社」のSC数は46 となります。本格的なショッピングセンター(SC)時代において、お客さまから支持をいただき、地域と共生するSCづくりのノウハウが一段と問われてまいります。
今後も、地域社会との共生をはかり、地域にねざしたモール開発を進めるため、東日本、中部、西日本、九州といったエリア別での開発体制を強化いたします。
(2)収益力の向上
テナント誘致力をさらに向上し、増床・リニューアル、マーケットに適応したモール専門店の導入・リプレイス(入れ替え)を推し進めてまいります。専門店サポートや顧客満足活動への取り組みを一段と強化し、集客力を高めてモール売上高の拡大をはかります。さらに、モール数の拡大によるコスト競争力の強化、新たな運営ノウハウを構築することでモールの収益性を高めていきます。
営業組織は東北、関東、中部、近畿、四国九州のエリア別に編成して、マーケティング・現場サポート・リーシングの機能性を高め、モール営業力を強化いたします。
(3)国際事業の本格的な展開
中国を中心としたアジアでのモール・ビジネスの本格的な展開の基盤づくりを進めます。
国際事業の責任者に取締役副会長を配し、アジアでモールを多店舗展開できるビジネス・モデルを確立いたします。
(4)活性化ビジネスへの取り組み
お客さまの選別消費が進む中、本格的SC時代において、GMS単独店などは急速に競争力が低下しています。
このような状況下、競争力の優位性を生むモールの開発・運営・管理のノウハウを活用し、既存GMSの増床によるモールづくりといった既存店活性化ビジネスを展開いたします。
イオン・グループの店舗を中心とした取り組みを含め、グループ外の店舗の活性化にも取り組み事業拡大を進めます。
3.経営目標
目標値 参考(2006年度)
営業収益 2,000億円以上 1,095億円
経常利益 600億円以上 339億円
※参考として記載の数値は、2006年度(2007年度2月期)のイオンモール株式会社と株式会社ダイヤモンドシティの各々の営業収益、経常利益について、単純合算したものを記載しております。
以上