ANAグループ、国際線貨物の「燃油特別付加運賃」(燃油サーチャージ)を値上げ
国際線貨物「燃油特別付加運賃」(燃油サーチャージ)の改定を申請
ANAグループは、本日2007年8月20日(月)、国際線貨物における「燃油特別付加運賃」(いわゆる燃油サーチャージ)の運賃額改定を国土交通省に申請しました。
燃油市況は、本年2月末より再び高騰に転じており、現在の航空燃料価格(シンガポールケロシン市況価格)は、1バレル当たり85ドル程度で推移し、昨年8月以来の史上最高値圏で推移しております。
当社グループは、従来同様、様々な費用削減努力や増収努力を講じておりますが、こうした状況を踏まえ、更なるご負担をお願いせざるを得ないと判断し、燃油特別付加運賃額の改定を行うことといたしました。何卒、ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。
また、当社グループはこれまで全路線一律1キログラム当たり60円の燃油サーチャージを適用しておりましたが、輸送路線距離に応じ、長距離、近距離、および韓国の3区分に変更します。
<燃油特別付加運賃額改定の概要>
1.適用期間 :
2007年10月1日(月) 発券分より
2.運賃額 :
* 関連資料 参照
3.改定(廃止)条件:
(1) お客様のご不便を回避する観点から、原則として本運賃額を 3カ月間固定することといたします。従いまして、今回の改定における適用期間が終了する12月31日までの間は、本申請による運賃額を、燃油価格の動向により変更することは予定しておりません。なお、関係国政府の認可状況に応じた変更申請につきましては、この限りではありません。
(2) 本運賃の改定の指標となるシンガポールケロシン市況価格につきましては、利用者の皆様の分かりやすさの観点から、米国エネルギー省公表のシンガポールケロシン市況価格を用い、改定時点における直近3カ月間の平均値を指標といたします。また原則として、3カ月ごとに当指標に基づき見直しを行うことといたします。従いまして、2008年1月1日(火)以降の燃油特別付加運賃額につきましては、2007年11月の時点で、2007年8月から10月までの3カ月間のシンガポールケロシン市況価格の平均が、1バレル当たり80米ドルを下回った場合には本運賃を別紙に従って値下げすることといたします。(*詳細は別紙参照)
(3) シンガポールケロシンの市況価格が3カ月間平均して1バレル当たり30米ドルを下回った場合、本運賃は廃止いたします。
4.適用条件:
関係国政府の認可条件によって、適用額が予告なしに変更となる場合があります。
以上