シチズン時計、中国・北京市など主要都市でエコ・ドライブ電波時計を発売
エコ・ドライブ電波時計 中国で発売開始
シチズン時計株式会社（社長：永井庸夫）は、８月１５日、北京、上海、大連、天津等の主要都市でエコ・ドライブ電波時計を発売しました。８月２２日、北京にてプレス発表を行います。
当社は、電波塔建設促進を目的に、中国の時刻情報電波（ＢＰＣ）の独占的使用権を持つ民間会社「高華科技有限公司」に４５％出資するなどインフラ整備にも力を入れております。河南省商丘に建設した電波塔の稼動（７月より試験運用を開始）により、北京・上海を含む人口密集地帯の沿岸部にまで送信電波が届くことになります。中国でインフラが整備されたことにより、中国における電波時計の需要を喚起し、電波時計市場を形成、発展させることが可能になりました。
中国市場では、光発電エコ・ドライブ搭載商品が受け入れられ、平均単価が２～５倍に上がるなど高付加価値戦略が成功し、「ＣＩＴＩＺＥＮ」ブランドの価値も高まっています。２００８年北京オリンピック、２０１０年上海万博に向け、時間精度に関する関心も高まると期待されており、このエコ・ドライブ電波時計の発売により、中国市場での更なる拡販を目指します。
電波時計販売状況 シチズン時計は、１９９３年、世界初多局（日本・ドイツ・イギリス）受信型アナログ式電波時計を発売、その後も日本とドイツを中心に電波時計を販売しています。国内では、２００１年に福島局に加え、九州局の送信開始により、全国での利用が可能になったのを契機に開発も本格化。２００３年、不可能といわれたフルメタルケース化に世界で始めて成功し、大ヒット商品となりました。その後も、薄型化、多機能化、女性用等、常に電波時計市場をリードする商品を提供しています。売上も年々増えており、当社の国内販売における電波時計の割合は５０％を超え（売上ベース、２００６年度）、電波比率は高まっています。
海外においては、ヨーロッパ、台湾で発売してきましたが、標準電波を高感度受信するシステム「Ｐｅｒｆｅｘ マルチ ３０００」の開発により、これまでできなかった米国全土での電波受信が可能になり、８月上旬、日・米・欧の世界３エリアに対応した製品を、アメリカ、カナダで発売しました。
◆発売地域：北京、上海、大連、天津等の主要都市
◆発売時期：２００７年８月１５日
◆投入商品：「ＣＩＴＩＺＥＮ」ブランド ８モデル
◆価格帯：５万円から７万円前後（３，４００元～４，６００元）
◆販売目標：２０１０年 年間５０億円（小売価格ベース）