ニコン、NASAからスペースシャトルでの撮影用にデジタル一眼レフカメラ「D2XS」を受注
スペースシャトルおよび国際宇宙ステーションの船外・船内での撮影用に
NASAからニコンデジタル一眼レフカメラ「D2XS」、交換レンズなどを受注
株式会社ニコン(社長:苅谷 道郎)は、米国、航空宇宙局(NASA)からスペースシャトルでの記録撮影用に、デジタル一眼レフカメラ「D2XS」、交換レンズ、アクセサリーなどを受注しました。
今回、ニコンがNASAから受注した「D2XS」は計76台、そのほか、交換レンズ2種計39本、スピードライト64台、バッテリーなどのアクセサリーで、フライトおよび訓練に使用されます。
船外活動で使用予定の「D2XS」は、潤滑剤をNASAの指定品に変更することをのぞけば、ほぼ市販品と同じです。今後、NASAの厳しい検査を経て、宇宙でのミッションに耐えられることが証明されたのち、実際のミッションで使用される予定です。
「D2XS」は、2006年6月に発売したニコンデジタル一眼レフカメラのハイエンドモデルです。有効画素数12.4メガピクセル、5コマ/秒連続撮影、世界最短約37ms(※)のレリーズタイムラグなどプロユーザーの要求に応える高性能と高い信頼性を有しています。
なお、ニコンはNASAに長年にわたり機材を提供するとともに、宇宙飛行士に対して撮影のトレーニングなども実施しています。ニコンは、技術と信頼で、宇宙という過酷な環境に耐えNASAの宇宙計画に寄与しています。
(※)2007年8月20日現在