エンサークと管理工学研究所、パートナー契約を締結し組込み向けアプリフレームワーク「kdFrame」を発表
エンサーク株式会社、管理工学研究所とパートナー契約を締結
組込み向けアプリフレームワークkdFrameを発表
─第一弾として携帯電話向け全文検索ミドルウェアkdSearchと対応アプリケーションを提供─
デバイスデータマネジメントのグローバルリーダーで、DeviceSQLの開発元である、Encirq Corporation(本社・米国カリフォルニア州バーリンゲーム)の日本法人、エンサーク株式会社(本社・品川区東五反田、代表取締役 阿部哲也、以下エンサーク)と株式会社管理工学研究所(本社:千代田区外神田、代表取締役 関根智明)は、両社によるビジネスパートナー契約を締結したことを本日発表します。
管理工学研究所は、このほど携帯電話上のアプリケーションのマルチタスク化を促進するアプリフレームワークkdFrame(ケーディーフレーム)を、エンサークの主力製品であるDeviceSQL Frameworkを活用し開発していくことを発表いたします。
この活動が両社のパートナーシップの第一弾の活動となります。
アプリフレームワークkdFrameは、電話帳、スケジュール、全文検索など、用途別のデータ(スキーマ)の使い方に着目してアプリケーションを支援していくフレームワークです。従来複数のアプリケーションが同時に電話帳を使おうとした場合、DBの機能を直接使う、それぞれのアプリケーションが各種の機能を重複して持つ、などの問題が発生していました。アプリフレームワークkdFrameはスキーマごとに求められるアクセスの方法と各種機能を個別のミドルウェアに集約して提供し、マルチタスクで動作するアプリケーション開発の期間とコスト削減を、機能と品質を保ったまま可能にします。
最初のkdFrame対応製品は携帯電話向けの全文検索ミドルウェアkdSearch(ケーディーサーチ)とそれに対応したアプリケーションです。今後は電話帳などの別スキーマ用ミドルウェアの追加、対象環境の拡大などを両社協力の元に順次行っていく予定です。
両社は長期的に今後も組込み分野でのビジネスを共同で推進していきます。
管理工学研究所の北陸分室室長兼モバイル事業部長の金谷直己氏は「今後、よりPC化する携帯電話や他の組込みシステム向けアプリケーションソフトウェアの分野では、複数のアプリケーションが一つのデバイスで動作することが求められるようになります。
弊社ではこの時代のニーズに対する一つの解としてアプリフレームワークを提供していきます。データをどう扱うか、どう見せるかがアプリケーションの基本であり、データをどう扱うかの部分において、DBの優れたフレームワークを提供するエンサーク社と協業していくことにより、アプリフレームワークが優れたものになると確信しています。」とコメントしています。
■Encirq DeviceSQLについて
DeviceSQLは、今日の先進的で、インテリジェントで、しかもソフトウェア駆動型のデバイスに必要な高性能なデバイスデータ管理コンポーネントおよびソリューションを設計し、構築するための次世代ソフトウェア・フレームワークです。DeviceSQLは、DeviceSQLプログラミング言語、開発およびプロトタイピング ツール、スターター アプリケーションおよびパフォーマンスをチューニングしたサービス ライブラリで構成され、実質的にすべてのターゲット オペレーティングシステム、CPUに対してきわめて効率が高く、柔軟なランタイム環境を提供します。DeviceSQLは、一般に普及しているほとんどの開発環境やツールに組込み可能で、既存のデバイスソフトウェア・アプリケーションと簡単に統合できます。DeviceSQLはすでに500万台を超える機器に組み込まれ、出荷されています。
■エンサークについて
エンサークは、組込みデータベースとデバイス管理ソフトウェアで世界の市場をリードする、DeviceSQLの開発元です。エンサークは、ワイヤレス、家電および車載情報システム市場に参入している企業が、システムデータをより効率的に管理して、製品のパフォーマンス、インテリジェンスおよび操作性を向上できるようにします。DeviceSQLを使用すれば、パフォーマンスを改善し、システムリソースを最適化し、コストを削減しながら、デバイスの新たな機能の提供、サービスの向上、革新的なビジネスモデルの提供、すばらしいユーザー体験を促進できます。1998年に設立され、シリコンバレーに本社を置くエンサークは、世界の企業と提携して、提携企業のビジネスおよび業界の変革に取り組んでいます。
詳細については、www.encirq.co.jpをご覧ください。
■管理工学研究所について
管理工学研究所はSymbian OSを日本語化した実績を持ち、同OS関連を中核とするモバイルソフトウェア事業を行っています。同OSに関するリーディングカンパニーとして、移植を含むシステムインテグレーション、各種ソフトウェアの設計・開発、具体的な技術支援を含むコンサルテーション、トレーニングコース等を広く提供し、モバイルソフトウェア開発に必要なイノベーションを創出しています。
1967年創立以来40年の歴史を持ち、モバイルソフトウェア事業の他、業種別ソリューション事業(医療、教育)、ソフトウェアパッケージ開発・販売(RDBMS“桐” 等)、セミナ事業のドメインにおいて、ソフトウェアを通じて社会に貢献することを目指しています。
詳細についてはwww.kthree.co.jpをご覧下さい。
以 上
※本リリースに記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。