富士通メディアデバイス、W-CDMA方式用トランスミッターモジュールを発売
W-CDMA方式用トランスミッターモジュールを新発売
~世界最高のパワー効率実現と実装面積を約3割削減 ~
当社は、パワー効率が世界最高となる小型・高性能なW-CDMA方式携帯電話用トランスミッターモジュールT0311QZ1950(BandI),T0311QZ0836(BandV),T0312QZ1880(BandII)を開発、9月より順次、サンプル提供を開始いたします。
今後は、BandIV、VIIIへの展開を図り、更なる製品ラインアップの充実を目指して参ります。
◆写真(T0311QZ0836)
※添付資料を参照
◆トランスミッターモジュールのブロック図
※添付資料を参照
当社は、携帯電話用RF部における省電力・省スペース化、端末メーカーでの工数削減などを目的に世界に先駆けて送信側のパワーアンプを内蔵したCDMA方式のトランスミッターモジュールを商品化し、現在数多くのお客様にご愛顧いただいております。本製品はW-CDMA方式の携帯電話端末に対応した小型・高性能なトランスミッターモジュールです。
【本製品の特長】
1.自社製のデュープレクサやフィルタを採用、当社独自の最適設計を行い、効率では世界最高となる27%を実現しています。出力パワーは、ハイパワー、ミドルパワー、ローパワーの3モードに対応しています。
2.携帯電話の送信回路部品であるPA・SAWフィルタ・SAWデュープレクサを一体化し、7.0mm×4.0mm(高さ1.2mm max)の小型サイズを実現。従来のディスクリート部品を用いて構成したモジュールに比べ、実装占有面積を約3割削減できます。
3.3GPPのRel.5ベースのHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)にも対応、最大で14.4Mbpsの通信速度でのダウンリンクに対応できます。
【販売価格、および出荷時期】
製品名 Band サンプル販売価格 出荷時期
T0311QZ0836 BandV 1000円 2007年9月
T0311QZ1950 BandI 1000円 2007年9月
T0312QZ1880 BandII 1000円 2007年10月
【販売目標】
2008年1月より、月間 150万個を予定。
【W-CDMA方式の携帯電話市場動向】
携帯電話の2007年需要台数は10億台を超えると言われ、内W-CDMA方式の台数は約1億2千万台と予測されています。(Pac Rimリサーチ社調べ)
【主な仕様】
※添付資料を参照
【商標について】
記載されている製品名などの固有名詞は、商標または登録商標です。
以 上