シャープ、ポーランドに建設する液晶工場の概要など発表
液晶モジュールから液晶テレビまでの一貫生産を実現
シャープ 欧州市場向けの液晶工場の開所式を実施
シャープ株式会社は、欧州市場向けの液晶モジュールと液晶テレビの生産拠点である、液晶工場(シャープ・マニュファクチャリング・ポーランド:略称SMPL)の開所式を8月28日に実施しました。
開所式には、ポーランド政府および地元政府関係者、駐ポーランド日本国大使、お取引先の皆様にご参加いただき、シャープから山社長らが出席しました。
ポーランド共和国の北部、クヤフスコ・ポモルスキー県トルン市近郊に位置する当工場では、シャープグループとしては欧州で初めてとなる液晶モジュールを本年1月から生産しています。また、本年7月から、液晶モジュールから液晶テレビまでの一貫生産を開始するなど、予定通り稼動を開始しています。
欧州ではここ数年、液晶テレビの需要が拡大しており、2011年度は世界の30%を占める3,600万台が見込まれています。また、地上アナログ放送の停波の計画も明らかになったことから、今後は大型のフルハイビジョン対応機の需要が、さらに伸びると期待されています。
シャープでは、こうした旺盛な需要に対応するため、当工場の生産能力を順次増強し、2011年度には液晶モジュールの年産1,000万台を目指しています。
当工場での一貫生産に合わせ、シャープスペイン工場やレーベ社のドイツ工場で生産される大型液晶テレビに搭載する液晶モジュールを供給していく予定です。
【液晶工場の概要】
会社名 Sharp Manufacturing Poland Sp.z o.o.(略称SMPL)
所在地 ポーランド共和国 クヤフスコ・ポモルスキー県 ウィソミッツァ郡
代表者 会長 田嶋俊之(たじま としゆき)
社長 高岡増吉(たかおか ますよし)
出資比率 シャープ(株)100%
事業内容 液晶モジュールおよび液晶テレビの製造・販売等
生産台数 2007年度末:月30万台、2008年度末:月42万台
(モジュール生産台数)
敷地面積 約500,000m2
建物面積 40,778m2
投資額 第1期:約44百万ユーロ(約60億円)
従業員数 約1,300名(2007年8月末)
(※参考画像あり)