住友電工、大阪製作所で新研究開発棟の建設と緑化事業を推進
大阪製作所東地区の再開発について
~新研究開発棟の建設と緑化事業の推進~
住友電気工業株式会社は、1897年(明治30年)の創業以来、本年4月で110周年を迎えるにあたり、大阪製作所において新たな研究開発棟の建設と緑化事業を中核とする大阪製作所東地区再開発を推進します。
大阪製作所は1916年(大正5年)に開設し、当社事業所の中で最も歴史が長く、製造・研究開発の拠点として当社事業の発展を支えてきました。
今般創業110周年を迎えるにあたり、弛みない成長を目指すための研究開発基盤として、新たに研究開発棟を建設することとしました。これにより、現在製作所内に分散する研究部門を集結し、研究設備の共有・共用化を図ると共に、各階フロアの大部屋化により研究所間の連携及び研究者間の交流を促進し、新製品の創出、コア技術を核とする新規事業領域への展開を加速していきます。また、省エネルギー設計を採用し、現状比10%程度のエネルギー削減を見込むとともに、当社PLC(高速電力線通信)技術や基幹LANに10G光リンクを導入する等、自社製品・技術を積極的に活用し、ショールーム的な役割も兼ね備える予定です。
【 新研究開発棟の概要 】
(1)名 称:研究本館「WinD Lab」(ウインド ラボ)
(2)設計コンセプト:「風 ~研究の源から新たな事業へ~」
(時代の流れ、社会の要請という風を敏感に読み取り、独自技術という新しい風で社会に貢献していく場所)
(3)規 模:地上7階(延べ面積15,500m2)
(4)スケジュール:着工2007年夏、竣工2009年4月(予定)
(5)研究内容:解析技術、エレクトロニクス材料、化合物半導体、超電導、等
▲完成予想図
(※ 関連資料を参照してください。)
一方、地域社会との共存・共栄、働きやすい環境づくりという観点から、従来から製作所の緑化を推進していますが、大阪製作所緑化計画を新たに策定し、緑あふれる製作所づくりに取り組んでいきます。当面は、新研究開発棟建設にあわせて下記緑化事業に取り組みますが、計画的に製作所全体の景観向上対策を進めていきます。
<今回実施事項>
(1)屋上緑地の確保
(新研究本館講堂棟 約620m2)
(2)屋上庭園の設置
(新研究本館7階 約80m2)
(3)緑地の整備
(新研究本館北側 約2200m2) 等
▲緑化イメージ
(※ 関連資料を参照してください。)
これら一連の再開発事業への投資額は、約80億円を予定しています。なお、研究本館「WinD Lab」は、大阪府の「先端研究所補助金」の補助対象事業に認定頂きました。本認定を受け、当社はこれまで以上に、社会に貢献できる新技術・新製品の開発に努めていきます。
また現在、「大阪市都市再生重点産業立地促進制度」の活用に向けて準備を進めています。
以上
【 大阪製作所の概要 】
所在地 :大阪府大阪市此花区島屋1丁目1番3号
従業員数:約2,200人
敷地面積:277,000m2
主要製品:導電製品、電力ケーブル、光ファイバケーブル、光伝送デバイス、情報・制御システム、ハイブリッド製品等
▲大阪製作所 航空写真
(※ 関連資料を参照してください。)