ターボリナックス、「wizpy」のアプリケーションを追加用の開発キット概要を発表
wizpyアプリケーション追加用開発キットの概要を発表
3月30日よりネットワークサービスwizpy Clubにて提供を開始
ターボリナックス株式会社は、自分専用のパソコン環境をOSごと50gの小さなデバイスで持ち運ぶことができる新製品「wizpy」のアプリケーションを追加するための開発キットの概要を、3月17日に行われたオープンソースカンファレンス2007 Tokyo/Springの当社テクニカルセッションにおいて発表いたしました。
当開発キットは、wizpyから起動するパソコン環境をより自分の環境にカスタマイズしたいユーザー向けに提供される技術手順書とツール類です。開発環境としてデスクトップOS「Turbolinux FUJI」を利用し、標準で搭載されているコンパイラなどの開発ツール、ライブラリ、ヘッダーファイルを使用します。
Turbolinux FUJIに標準で搭載されていないwizpyアプリケーションモジュールの開発ツールを追加で導入することで開発環境が整います。これにより、wizpyユーザーはそれぞれが必要とするLinuxアプリケーションをwizpy準拠の形式に変換し自由に追加することが可能となります。
当開発キットは、wizpyのネットワークサービス「wizpy Club」にて、3月30日より提供を開始する予定です。
■wizpyについて
wizpyは、これまで当たり前であったPC(ハードウェア)「1」に対しOS(ソフトウェア)「1」という考え方から、OS「1」を持ち歩くことで「n(不定数)」のPCを利用できる新しいコンセプト「PC2.0」を実現する次世代型のデバイスです。
ポータビリティに優れた50gほどの小さなデバイスで自分のPCソフトウェア環境一式を特定のパソコンに縛られることなく自由に携帯することができます。自宅、学校、会社、外出先など、どこにいてもメールやウェブなど、通常使うパソコン環境をそのまま履歴ごと携帯することができるため、常に最新に更新された使い慣れた環境を利用でき、利便性に優れています。またwizpy接続先のPCにデータが残らずパスワードやクレジットカード番号等の重要な個人情報の漏洩を防ぐなどセキュリティにも強く、wizpyには次世代型のIT活用を実現できる機能が搭載されています。携帯型OS機能という既存にないタイプの製品でありながら音楽やビデオ、ラジオなど様々なマルチメディアプレイヤー機能も持ち合わせ、親しみやすい設計となっています。
LinuxはLinus Torvalds氏の商標または登録商標です。ターボリナックスおよびTurbolinuxは、ターボリナックス株式会社の商標または登録商標です。その他、記載された会社名および製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。