三菱地所、東京・丸の内再構築「第2ステージ<第1弾プロジェクト>」の計画概要を発表
- 丸の内再構築「第2ステージ」の第1弾プロジェクト ー
『丸の内パークビルディング』・『三菱一号館』
建物名称決定、並びに着工のお知らせ
千代田区丸の内二丁目において進めております「三菱商事ビル・古河ビル・丸ノ内八重洲ビル建替計画」の建物名称について、高層・低層棟が「丸の内パークビルディング」に、復元する赤煉瓦棟が「三菱一号館」等に決定し、新築工事が2月5日に着工となりますので、お知らせ致します。
赤煉瓦建築を本格的に復元する「三菱一号館」は、本格的な美術館として活用し、「文化芸術の中核施設」としてエリアの文化機能の強化を図ってまいります。「三菱一号館」と「丸の内パークビルディング」との間には、緑豊かな憩いの空間となる「一号館広場」を設けます。
当社は「世界でもっともインタラクションが活発な街」を目指し、「丸ビル」や今春竣工予定の「新丸ビル」など6棟のビルの建替を進めている丸の内再構築「第1ステージ」に引き続き、2008年からの10年を「第2ステージ」と位置づけております。本計画は「第2ステージ」の第1弾プロジェクトとして、「第1ステージ」で進めてきた東京駅前周辺の活気と賑わいを丸の内・有楽町地区全域に拡げる起点として整備します。より魅力と活力のあるまちづくりを推進することによって、東京の都市再生、国際競争力の向上に積極的に貢献したいと考えています。
1.計画概要
(※ 関連資料を参照してください。)
2.計画の特徴について
■三菱一号館の本格的な復元
・1894年(明治27年)竣工の丸の内最初のオフィスビル「三菱一号館」を当時の設計図、実測図、保存部材等を用いて可能な限り忠実に復元する。
・赤煉瓦(約300万個)を当時に極力近づけた製法・積み方で再現する。外部窓枠や内装に使用された石材等これまで保存してきた部材を修復して利用するなど、デザインから建築技術、部材やその製造方法まで「こだわり」をもって復元にあたる。
・可能な限り忠実に復元することで歴史的な景観を再現し、都市の記憶を継承するとともに、復元建物を本格的な「美術館」として活用することで、都市文化の創造・発信を図る。
■丸の内に緑豊かな「広場」が誕生
・丸の内エリアの更なる賑わいと回遊性を創出すべく、緑豊かな広場を整備する。
・広場は内庭型に配置することにより、今まで丸の内になかったアートやオープンカフェに囲まれた憩いの空間を創造する。
■環境共生への積極的な取り組み
・環境と共生するまちづくりを目指し、広場の緑化・保水性舗装などにより、地表面の被覆対策を強化してヒートアイランド現象の緩和を図る。
・隣接ビルのDHC施設を本計画で設備更新することにより高効率化を図るなど、省エネルギーやCO2削減にも積極的に取り組む。
以上
尚、工事の着手にあたり、下記の通り地鎮祭を執り行う予定です。
< 地鎮祭 >
・日時:2006年2月5日(月) 午前11:00~11:50
・場所:丸の内パークビルディング・三菱一号館新築工事現場
(千代田区丸の内2丁目6番1号)
(※ 添付資料あり。)