シチズン時計子会社、制御性に優れたコアレスモータの事業拡大
コアレスモータ・ギヤヘッドの事業を拡大
~関連製品12モデルを投入~
シチズン時計株式会社(社長:梅原誠)の連結子会社である狭山精密工業株式会社(社長:吉田勝、本社:埼玉県狭山市)は、マイクロギヤードモータ事業の中で、スピードや位置決め等の制御性に優れているコアレスモータの事業拡大を決定し、2月初旬よりエンコーダ、遊星ギヤヘッドを含めた新製品の投入を本格化します。また、業界デファクトスタンダード機種であるRB-35(φ38スパーギヤヘッド)についても新ラインアップを投入し、事業拡大を狙います。
■シチズンにおけるモータ事業
時計のステップモータで培った精密加工技術をベースに、1964年よりギヤードモータを開発・製造しています。独自開発・設計・製造する製品の精度・性能は「SAYAMAブランド」として世界でも高く評価されており、スムーズでパワフルな動きを必要とするマシーンの駆動部分として広く使用されています。
今回拡充を決定しましたコアレスモータは、スピードや位置決め等の制御性に優れているブラシ付きモータで、低消費電流・低振動(静音)・ロングライフ等、信頼性の面でも差別化され、宇宙・医療・光学機器・分析機器・半導体機器・ヒューマノイドロボット等、制御を必要とする駆動部に広く使用されています。また、電動工具等の充電池を使用する携帯機器においても低消費電流のメリットがあり、採用が拡大しています。
このコアレスモータ関連製品の拡大で、モータ事業全体の売り上げを現在の20億円から08年度には30億円へ拡大させる予定です。
■投入新製品
※ 関連資料参照
■狭山精密工業株式会社について
狭山精密工業は、シチズン時計の連結子会社(持株比率100%)であり、1958年に設立されました。腕時計部品を始めとし、マイクロギヤードモータ、レジャーオートメーション機器、精密金型などを主な事業内容としています。
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