米スティール、「天龍製鋸」の株式に対する公開買付け結果を発表
天龍製鋸株式会社の株式に対する公開買付け終了のお知らせ
~ 今後も長期的に同社を信頼しコミットを継続~
スティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンド(オフショア)、エル・ピー(以下、「SPJSF」)は、スティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンド-エス・ピー・ヴィーI・エル・エル・シー(以下、「SPV I」)を通じて実施した天龍製鋸株式会社(コード番号:5945 JASDAQ)(以下、「同社」)の普通株式の公開買付けを7月4日に終了しましたので結果をお知らせします。公開買付けに対する応募株式数は、143,000株、同社発行済み株式数の約2.57%でした。
SPJSFのマネージング・パートナーであるウォレン・リヒテンシュタインは、「天龍製鋸の株主が、我々の公開買付けに応じるか否かを自ら判断することができたことを喜ばしく思います。我々は、我々と同様に株主である投資家の判断に敬意を表し、企業は、株主が意見を述べる機会を確保されてこそ、企業としてより成長していくものと確信しています。」と述べております。
さらに、「SPJSFは、天龍製鋸と同社の将来性を高く評価し、今後も同社の継続的な成功を支援していきたいと考えています。こうした同社への評価こそ、我々が公開買付けを実施した理由であり、我々の公開買付けは、非常に魅力的な価格で、何らリスクをおかすことなく保有株式を売却する機会を、全ての株主に平等にかつ強要することなく提供するものでした。」とリヒテンシュタインは説明しています。
SPJSFは、天龍製鋸への現在の投資を継続する意向です。SPJSFは、2002年に同社への投資を開始し、現在議決権比率9.04%の実質的な筆頭株主となっています。SPJSFは、投資先企業の株主と従業員の双方にとって利益となる場合には経営陣と協働し、長期的な関係を重視する投資家です。
SPJSFは、2007年5月24日から同年7月4日まで、SPV Iを通して、同社の普通株式の全て(既にSPJSFが保有している分を含みます。)を取得するため、買付け価格1株当たり4,945円(平成19年5月18日における同社の普通株式の終値を15.00%上回る価格)で公開買付けを実施しておりました。
スティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンド(オフショア)、エル・ピー(SPJSF)について
スティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンド(オフショア)、エル・ピーは、投資先企業との長期的な関係を重視し、株主として積極的に経営陣に働きかけるバリュー投資ファンドであり、株主を含む全てのステークホルダーのために企業価値を向上させるべく経営陣と協働します。SPJSF は、日本株式に投資する目的でSPJS Holdings,L.L.C.をゼネラル・パートナーとして英領ケイマン諸島で設立されたリミッテッド・パートナーシップ形態の米国系投資ファンドです。
ウォレン・リヒテンシュタインについて
ウォレン・リヒテンシュタインは、SPJSFのマネ-ジング・パートナーです。米国スティール・パートナーズIIの共同設立者であり、マネージング・メンバーを務めています。また、現在KT&Gコーポレーションの取締役、SLインダストリーズ・インク、ユナイテッド・インダストリアル・コーポレーション、WHXコーポレーションの取締役会会長を兼務しております。
スティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンド-エス・ピー・ヴィーI・エル・エル・シー(SPV I)について
SPV Iは、SPJSFが設立した米国デラウェア州法上のリミティッド・ライアビリティー・カンパニー(有限責任会社)です。