報道各位 2003年10月
特別展「国宝 大徳寺じゅ聚こういん光院の襖絵」 開催記念イベント
「三千家による茶会」
記念講演会「聚光院と狩野永徳」
茶会:11月7・14・20日 記念講演会:11月22日に開催決定!
東京国立博物館
東京国立博物館(東京・上野公園)では、2003年10月31日(金)から12月14日(日)まで、特別展「国宝 大徳寺聚光院の襖絵」を開催いたします。本展は、国宝に指定され通常非公開となっている聚光院の襖絵全46点を一堂に鑑賞できる初の展覧会になります。
この度、東京国立博物館では「国宝 大徳寺聚光院の襖絵」の開催を記念して、特別イベントを開催いたします。
【三千家による茶会】
大徳寺には茶道の大成者千利休の墓碑があり、三千家(表千家・裏千家・武者小路千家)の菩提所として広く知られています。茶道は、桃山時代に千利休が歌道や禅の精神をとり入れ、わび・さび、和敬清寂を主体とし大成させました。そののち、利休の子孫たちにより受け継がれ、表千家・裏千家・武者小路千家の三家に分かれ、現在までそれぞれ茶道を進化させていきました。そこでこの度、展覧会を記念して三千家それぞれの流派による茶会を、庭園内応挙館(次頁参照)にて三日間に渡り行います。この度の茶会は三千家にとって縁深い大徳寺の展覧会記念イベントの茶会ということで、各千家の家元が揃って席をもつ、という非常に珍しい機会となります。
【記念講演会「聚光院と狩野永徳」】
この度の特別展「国宝 大徳寺聚光院の襖絵」は、桃山時代を代表する画家、狩野永徳とその父、松栄による通常非公開の襖絵全46点を、実際の方丈の状態に合わせた立体的構成で間近で鑑賞できるよう展示する、初の展覧会となります。そこで、この展覧会をより深く楽しんで頂くため、入館された方々に、東京国立博物館の教育講座室長、田沢裕賀による一日限りの特別講演会「聚光院と狩野永徳」を開催いたします。国宝の襖絵を鑑賞し、さらにその背景を探り知識を深めることのできる、絶好の機会となります。
報道に関するお問い合わせは
「国宝 大徳寺聚光院の襖絵」広報事務局(共同PR株式会社内)
担当:今井、池嶋、斉藤
TEL 03-3571-5171 / FAX 03-3574-1005
■ 三千家による茶会
【日 時】2003年11月 7日(金) 裏千家
2003年11月14日(金) 表千家
2003年11月20日(木) 武者小路千家
※各日午前の部(受付10:00~12:15)又は午後の部(受付12:45~14:45)一席は約1時間
【会 場】東京国立博物館・庭園内応挙館
【料 金】3,500円 ※茶券ご購入の方は、本展をご覧いただけます
【定 員】各日各回(午前の部/午後の部)200名づつ
【申込方法】ハガキまたはFAXで、郵便番号・住所・氏名・電話番号・イベント名(「裏千家/表千家/武者小路千家による茶会」)・希望時間帯(午前/午後)、希望人数を明記の上、「聚光院展」イベント事務局までお申し込みください。茶券料金の振込口座をお知らせいたしますので、指定の期日までにご入金ください。ご入金確認後、チケットを郵送いたします。
■ 記念講演会「聚光院と狩野永徳」
【日 時】2003年11月22日(土) 13:30~
【会 場】東京国立博物館・平成館大講堂
【講 師】東京国立博物館教育講座室長 田沢 裕賀
【料 金】聴講無料 ※ただし、入館料が必要です
【定 員】380名 ※先着順、定員になり次第締め切ります
【申込方法】ハガキまたはFAXで、郵便番号・住所・氏名・電話番号・イベント名(「記念講演会」)を明記の上、「聚光院展」イベント事務局までお申し込みください。ご参考:応挙館について
名古屋市郊外の明眼院の書院として、寛保2年(1742)に建てられ、後に東京・品川の益田孝氏邸内に移築、昭和8年当館に寄贈され、現在の位置に移されました。室内に描かれている墨画は、円山応挙が明眼院に眼病で滞留していた際に揮亳したものであると伝えられています。普段は、内部の公開はありませんが、本展の関連イベントとして行われる「三千家による茶会」は、特別にこの応挙館内で行われます。
お申し込み先 FAX:03-5255-2861
〒100-8066日本経済新聞社文化事業部「聚光院展」イベント事務局
一般からのお問い合せ先 TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)