日本旅行業協会、2006年海外パッケージツアー実績と2007年1月~3月予約状況を発表
2006年海外パッケージツアー実績と2007年1月~3月予約状況
(募集型企画旅行会社5社)
【2006年実績】(人員ベース:%)
○中高年層を中心に年間を通して人気となったヨーロッパ方面、反日デモの影響を脱した中国方面が前年実績を上回った
ヨーロッパ方面 108.1%
中国方面 144.1%
[前年実績比]
【2006年10月~12月実績】
○2006年実績同様、根強い人気のヨーロッパ方面、完全回復した中国方面が好調だった
ヨーロッパ方面 112.1%(10月)、106.1%(11月)、106.9%(12月)
中国方面 147.1%(10月)、137.6%(11月)、146.2%(12月)
[前年実績比]
【2007年1月~3月予約状況】
○中高年層に加え、各社の学生旅行への積極的な取り組みもあり、ヨーロッパ方面が好調に推移している
ヨーロッパ方面 105.4%(1月)、122.3%(2月)、122.9%(3月)
[前年同時期比]
■海外パッケージツアー方面別実績及び予約状況(募集型企画旅行会社5社)
※ 関連資料 参照
■10~12月前年実績比(募集型企画旅行会社5社)
※ 関連資料 参照
■1~3月予約状況前年同時期費(募集型企画旅行会社5社)
※ 関連資料 参照
■調査対象会社
(株)ジェイティービー、近畿日本ツーリスト(株)(株)日本旅行、(株)阪急交通社、(株)ジャルパック
(社)日本旅行業協会では、四半期に一度、海外旅行の方面別動向を探るため、募集型企画旅行会社5社の海外パッケージツアーの調査をおこなっている。今回は、2006年1月~12月合計並びに10月~12月各月の前年実績比及び2007年1月~3月の予約状況の前年同時期比について調査をした。この調査は、2007年1月初旬に実施したものをまとめている。
【2006年実績】
・中高年層を中心に安定した人気のヨーロッパ方面が、年間を通して好調な結果となった
・ビジネス需要に加え、複数都市を巡る周遊観光の人気も高まってきた中国方面が大幅増となり、一昨年の反日デモの影響から完全回復
・津波や爆弾テロといったマイナスイメージによりビーチリゾートを中心に低迷していたアジア方面が、回復してきた
【2006年10月~12月実績】
・ヨーロッパ方面が中高年層を中心に安定した人気となっている
・航空会社の中国路線拡大により、中国方面が順調に増えている
【2007年1月~3月予約状況】
・各社が学生マーケットへの取り組みを強化し商品を充実させたこともあり、ヨーロッパ方面が好調を維持している
・年末年始の旅行を旅行代金が下がる年明け出発にする傾向が見られたこともあり、1月の予約は好調
・今年は3連休があるため、2月の出足が昨年よりもよくなっている