2007/01/18 リニアテクノロジー、周波数を設定可能な同期整流式ＤＣ／ＤＣ降圧コントローラーを発売

リニアテクノロジー、周波数を設定可能な同期整流式ＤＣ／ＤＣ降圧コントローラーを発売 リニアテクノロジー、新製品「ＬＴ３８４５」を販売開始 サイズと効率を最適化する、周波数を設定可能な６０Ｖ入力ＤＣ／ＤＣ同期整流式降圧コントローラ 　２００７年１月１８日　－　リニアテクノロジーは、動作周波数を１００ｋＨｚ～５００ｋＨｚの範囲でプログラム可能、入力電圧範囲が４Ｖ～６０Ｖの同期整流式ＤＣ／ＤＣ降圧コントローラ「ＬＴ３８４５」の販売を開始しました。ＬＴ３８４５は熱特性が改善された１６ピンＴＳＳＯＰパッケージで供給され、－４０℃～１２５℃での動作が定格されています。１，０００個時の参考単価は４４９円（税込み）からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。 　ＬＴ３８４５は高い周波数では、より小型のインダクタやコンデンサを使用可能で、低い周波数では効率を最適化できます。また、１００ｋＨｚ～６００ｋＨｚの外部クロックに同期可能なので、ノイズに敏感なアプリケーションに対応できるほか、４Ｖの最小入力電圧によって車載コールドクランク時に動作を維持し、６０Ｖの最大入力電圧によって誘導負荷遮断ピーク電圧に耐えることができます。 　出力電圧は、最大２０Ａの負荷電流時に１．２３Ｖ～３６Ｖの広い範囲でプログラム可能です。ＬＴ３８４５の最適なアプリケーションとして、１２Ｖおよび４２Ｖ車載、４８Ｖテレコム電源、重機システム、アビオニクス、産業用制御、配電システムなどがあります。 　ＬＴ３８４５は、ＮチャネルＭＯＳＦＥＴをドライブするバイアス・レギュレータ内蔵の電流モード・コントローラです。電流モード動作により、高速な入力および負荷過渡応答を実現し、サイクルごとの過電流保護を行ないます。内蔵のレギュレータが個別のバイアス電圧なしに、入力電源から直接デバイスに電力を供給します。このデバイスはＢｕｒｓｔ　Ｍｏｄｅ（Ｒ）動作と１２０μＡの消費電流によって軽負荷時に高効率を維持しますが、これは多くの車載ならびにバッテリ駆動アプリケーションに必要な機能です。この他に、短絡保護、プログラム可能なソフトスタート、サーマルシャットダウン、高精度の入力低電圧ロックアウトなどを特長としています。ＬＴ３８４５は適応型非オーバーラップ制御を採用し、一定のデッドタイムを維持するので、外付けＭＯＳＦＥＴスイッチのタイプ、サイズ、動作状態に関係なく、スイッチのシュートスルー電流を防止します。 【　ＬＴ３８４５の特長　】 ・広い入力電圧範囲：４Ｖ～６０Ｖ ・出力電圧：１．２３Ｖ～３６Ｖ ・電流モード制御 ・適応型非オーバーラップ回路により、スイッチのシュートスルーを防止 ・内蔵のレギュレータがデバイスのバイアス電圧を供給 ・無負荷時の消費電流：１２０μＡ ・プログラム可能な固定周波数：１００ｋＨｚ～５００ｋＨｚ ・最大６００ｋＨｚまで同期可能 以上 ＜　お問合せ先　＞ 　リニアテクノロジー（株）　ＴＥＬ　[phone]（代表） 　www.linear-tech.co.jp ● 関連リンク リニアテクノロジー（株）　ホームページ