BCN、薄型テレビなど2006年年末商戦の結果を発表
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06年の年末商戦を総括
【 BCNランキングについて 】
BCNランキングは、全国大手パソコン販売店のPOSデータを日次で集信、商品カテゴリ毎に集計した情報を配信する店頭実売データ提供サービスです。
データ提供販売店は、全国22社、約2300店舗(※2006年12月現在)
パソコン/デジタルAV機器関連商品を115アイテムに分類・集計
【 発表の要旨 】
■薄型テレビ市場の動向
・伸び率(12月の前年同月比)
薄型TV全体では、12月の販売台数が140.6%となった。
これは05年12月の伸び率136.6%を上回る数値で、大画面化への移行と価格の低下が、需要の喚起に結びついた。
プラズマは175.3%、液晶は137.1%で、いずれも台数では6月、9月の商戦期に並ぶ伸び率に戻した。
ただし、低価格化の影響で、金額の伸び率はともに20%台にとどまった。
・大型化の動向
金額ベースで大画面化への移行が顕著に進んだ。液晶では40インチ以上の比率が24.6%に、プラズマでは50インチ以上の比率が26.2%を占めて、大画面製品への移行が販売金額の低下に歯止めをかけている。
・フルハイビジョン比率が2割に
薄型テレビ全体に占めるフルハイビジョンの比率が、12月には18.5%に達した。とくに液晶では19.9%に達し、主力の40インチクラスの単価維持に大きく貢献した。
■「BCN AWARD 2007」
93部門で年間販売台数第1位のメーカーを発表
BCNでは、POSデータの集計をもとに、06年販売台数トップのメーカーを「BCN AWARD」として発表しています。
■主要2部門でトップシェア交代
・「DVDレコーダー」で松下電器産業
薄型テレビとのセット販売や、リンク機能の普及が、DVDレコーダーのシェア構成を大きく変えた。リンク機能対応のDVDレコーダーの販売比率は、06年第2四半期(4-6月)の8.9%から、第4四半期には32.3%に拡大した。これにともなって、松下電器産業とシャープが激しいトップシェア争いを展開。最終的には0.2%の僅差で、松下電器がシャープを押し切った。
・「ノートPC」で東芝
前年までのNECに代わって、東芝が初の年間ナンバー1となった。
ノートPCの全モデルに、DVDタイトルの鑑賞に適したワイド液晶(16:9)を搭載し、新しい活用シーンの提案とコストパフォーマンスの高さが販売増に貢献した。
軽量、低価格の「ダイナブック」シリーズから、デジタルテレビも鑑賞できるAVノート「コスミオ」シリーズまで、幅広いラインアップ展開がユーザー層の拡大につながった。
*以下、詳細は添付資料をご参照ください。