凸版印刷、画像が飛び出すポスター「超大型3Dポスター」を開発
世界最大級の画像が飛び出すポスター『3Dポスター』を開発
~富士ソフト秋葉原ビル窓面で1月19日より期間限定掲出~
凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立直樹、以下 凸版印刷)は、アキバ3Dプロジェクト実行委員会(運営:株式会社新産業文化創出研究所)と共同で、『超大型3Dポスター』を開発しました。1月19日より、産学官連携の実証実験として、富士ソフト株式会社の新社屋である富士ソフト秋葉原ビル(2月5日竣工)の窓面に掲出します。
本ポスターの大きさは横17.24m×縦6.96mで、3D印刷としては世界最大級です。
画像の奥行き感や立体感を表現しており、専用のアナグリフ3D(※1)メガネを通して鑑賞すると、飛び出す画像が体感できる仕組みです。
今回は、ポスターから約80メートル離れたビルに専用のビューアを設置、今までにない規模の迫力あるポスターとなっています。
凸版印刷では、これまでにもアナグリフ3Dを用いた雑誌・書籍、パンフレット等を多数制作してきました。それらの多くは雑誌の見開き程度のサイズでしたが、今回「超大型」サイズに対応。
これまでの印刷ノウハウを活かし、様々な実験・検証を重ね、新たな立体画像生成方法を確立、さらに印刷方式の選定や色調管理の徹底、掲示・鑑賞方法の最適化を行い、世界最大級の3Dポスターを完成することができました。
凸版印刷では今回、『超大型3Dポスター』を掲出することで、その立体感の見え方や効果的な使用方法などについて評価実験を行い、次世代のパブリックメディアや3D映像表現の可能性を検討していきます。
そしてこの実証実験の成果を活かして『超大型3Dポスター』を、屋内外広告、各種イベントなど様々な分野に向けて積極的に販売していきます。
(※1)アナグリフ3D:
アナグリフ(赤青メガネ)方式の立体映像のこと。
私たちがモノを立体的に見ることができるのは、対象物を左右の目で見た時の見え方に違い(両眼視差)があるからです。 アナグリフ3Dの仕組みは、補色関係にある赤と青を左右に配置したメガネを通して、予め右目用・左目用に制作された画像を見ることで、立体感や奥行き感などが感じられるようになっています。
<本3Dポスター掲示場所・期間について>
◆富士ソフト秋葉原ビル5F大ホール窓面
(秋葉原UDXビル東側デッキより専用ビューアを使用して見ることができます。)
2007年1月19日(金)~2月3日(土)予定
◆秋葉原駅前有料トイレ「オアシス@akiba」インフォメーションウォール
2007年1月19日(金)~2月28日(水)
国土交通省主催イベント「ビジット・ジャパン」期間内
※横3m×縦1.1mサイズの縮小版を展示
展示期間中は、以下の場所で3Dメガネを先着順に無料配布します。(※限定5,000部)
・秋葉原駅前有料トイレ「オアシス@akiba」
・秋葉原UDXビル2Fアキバ・インフォ
・秋葉原UDXビル4F東京フードシアター5+1、アキバ3Dスタジオ
<本3Dポスターについて>
本3Dポスターの制作には、世界的なカメラマンである柏木崇氏が撮影を行い、役者には、岩井流宗家である岩井梅我氏、高名な鼓奏者である西川啓光氏が協力。
掲出場所が近年日本の観光スポットとして注目を浴びている秋葉原であるため、3D効果を意識した絵柄に留まらず、日本らしさをイメージした芸術性の高い作品となっています。
<アキバ3Dプロジェクト実行委員会メンバー>
・株式会社新産業文化創出研究所
・富士ソフト株式会社
・早稲田大学
・凸版印刷株式会社
・株式会社トイボックス
・株式会社ピックスドゥ
・柏木 崇(カメラマン)
◆添付画像
『超大型3Dポスター』(横17.24m×縦6.96m)
以 上