忍者ブログ

ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2025'02.21.Fri
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2007'06.27.Wed

サカタのタネ、エダマメの新品種「おつな姫」の種子を発売

新品種
5月中旬から "茶豆"のあの味と香りを先取り! 茶豆風味では画期的な早生・白毛品種
エダマメの新品種『おつな姫』の種子を発売

白毛品種のゆで上がりの莢色の美しさに、茶豆独特の甘みと芳香を兼ね備えたエダマメ


 サカタのタネでは、多収性で上物率の高い、早生・白毛・茶豆風味のエダマメの新品種『おつな姫』の種子を発売いたします。
 エダマメは、莢表面の毛(※1)の色の違いにより"白毛"と"茶毛"に分類できます。このうち白毛品種の方がゆで上がりの莢色の緑が鮮やかで見た目が美しいことからエダマメの主要品種になっています。これに対し、風味の点では独特の芳香と甘みを兼ね備える茶毛品種に白毛品種はかないません。このことから、茶毛品種の中でも茶豆の人気が高まっています。しかし茶豆は、ゆで上がりの莢色がよくないこと、晩生であること、さらに上物率や収量が低いことなどから広く普及するには至っていません。当社が開発し、販売する『おつな姫』は、"白毛"品種でありながら、"茶豆風味"で、しかもこのタイプのエダマメでは最短クラスのタネまき後80日で収穫が可能な早生性で、多収性で上物率の高い画期的なエダマメの新品種です。『おつな姫』の種子の販売は、2007年2月1日より、全国の種苗店ルートを通じて行ない、税込希望小売価格は、1dl(デシリットル)入り430円、1l(リットル)入り3,885円で、初年度の販売目標額は、3,000万円です。

(※1)毛:毛茸(もうじ)と呼ばれることもある。

 エダマメは、莢表面の毛の色によって"白毛""茶毛"、さらに登熟後の種皮の色によって"一般種(黄白色)""青豆""茶豆""黒豆"に分類されます。これらのうち、ゆで上がりの莢色が鮮やかで美しいという理由から白毛品種が広く普及しています。これに対し、近年、消費者の味や香りに対する要求の高まりから、独特の甘みと風味を持つ茶豆や黒豆などの茶毛品種が注目されています。特に、茶毛品種の中でも産地ブランドとしても有名な山形県の"ダダチャマメ"や新潟県の"黒埼茶豆"に代表されるように茶豆の人気は高まるばかりです。
 しかし、茶豆は、食味が非常に優れるものの、茶毛といわれるように莢表面の毛が茶色のため「ゆで上がりの莢色がよくない」という理由から見た目重視の人が多いわが国では、まだまだ広く普及しているとはいえません。また、エダマメは、日の長さに関係なくほぼ一定期間で開花して莢をつける早生品種と日が短くなると開花し莢をつける短日性の晩生品種に分けられます。白毛品種の多くが日長に左右されないのに対し、茶豆は、典型的な晩生品種で、短日性を示します。このことから、タネを早まきすると日長の長い時期に長く遭遇するため、栄養成長ばかり進み草姿ばかり大きくなり、生殖成長になかなか入らないことから開花せず着莢しない、いわゆる"樹(き)ボケ"しやすい特徴があります。これにより茶豆には「市場出荷は早くても7月下旬」といった課題があり、夏のはしりの時期からその風味を楽しむことはこれまで難しいとされてきました。さらに茶豆は、一般的に種子が小さく「莢自体が小ぶりで3粒莢率も低い」ことから上物率や収量性が低く、この点でも茶豆は白毛品種にはかないませんでした。
 近年、これらの問題を解決すべく、"茶豆風味"の白毛品種が登場し、新しいタイプのエダマメとして人気が高まっています。当社が開発した『おつな姫』は、ゆで上がりの莢が鮮やかな緑色で美しい白毛品種でありながら、茶豆独特の芳香と甘みを兼ね備える"茶豆風味"でこの新しいタイプに分類されるエダマメです。
 一般的にエダマメの食味は、主にショ糖含量が影響するといわれています。『おつな姫』のショ糖含量は、"茶豆風味"の白毛品種の従来品種を100とした場合、127(※2)で茶豆独特の甘みの際立った品種といえます。さらに、うまみ成分のグルタミン酸含量は従来品種を100とした場合、『おつな姫』は116(※2)で、うまみも伴ったおいしいエダマメです。
 しかも、現行品種の中では最も早いクラスのタネまき後約80日で収穫できる早生品種です。そのため、温暖地の2月下旬まきの促成栽培では5月中旬には出荷が可能で、本品種の最適作型である3月上旬まきでのトンネルによる露地早熟栽培なら5月下旬に本格出荷ができます。このように、通常7月末からの流通する茶豆に先駆け、いち早くその風味を楽しめるのも『おつな姫』の大きな特長です。また、開花後30~40日が収穫適期です。さらには大莢で3粒莢率が高く、クズが少ないため上物率と収量性の高い画期的な新品種です。
 これらのことを受け、試験栽培で導入した茶豆栽培では先進県の新潟県の産地でも『おつな姫』は高い評価をいただいております。

(※2):当社三郷試験場(長野県)にて6月30日収穫、輸送条件を加えた後、当社にて分析。

□エダマメの新品種『おつな姫』の概要
 * 関連資料 参照


<読者の方からのエダマメ『おつな姫』に関するお問い合わせ先>
株式会社サカタのタネ 野菜統括部 電話045-945-8802

PR
Post your Comment
Name:
Title:
Mail:
URL:
Color:
Comment:
pass: emoji:Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
trackback
この記事のトラックバックURL:
[702] [701] [700] [699] [698] [697] [696] [695] [694] [693] [692
«  BackHOME : Next »
広告
ブログ内検索
カウンター

忍者ブログ[PR]