LSIロジック、管理が容易なSANソリューション「Engenio 1932」を提供
LSIロジック、管理が容易で低コストなSANソリューション「Engenio 1932」を提供
SASドライブと4Gbps ファイバ・チャネル・ホスト接続を可能とした、
あらゆる規模の企業に最適な低コストなディスク・アレイ
LSIロジック社(社長兼CEO:アビ・タルウォーカー、本社:米カリフォルニア州ミルピタス市)は、エンタープライズ・クラス・ストレージ・システム・ファミリの最新製品「Engenio 1932」を発表しました。Engenio1932は、Simplicityストレージ・マネージャ・ソフトウェアで管理され、幅広いユーザが抱えるそれぞれの課題に対応するように設計されています。Engenio1932は、ファイバ・チャネルによりホストサーバに接続され、内蔵ディスク接続インタフェースとしてSAS(Serial Attached SCSI)を採用することで、ストレージをはじめて導入する企業から部門単位の顧客まで、さまざまな規模の企業に対して、管理が容易なストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)ソリューションを、低価格で提供します。これにより、企業は、可用性、性能、拡張性、およびデータ集中管理機能が改善されます。
Engenio 1932は、 Simplicityストレージ・マネージャ・ソフトウェア管理ツールで監視されるEngenioアレイ・ファミリの第3世代となる製品で、低価格なストレージを既存のファイバ・チャネル環境に容易に接続でき、企業規模の成長や拡大に柔軟に対応可能です。特に複数の部門を持ち、オフィスが分散している企業ユーザに最適なディスク・アレイです。またEngenio1932は、ダイレクト接続ストレージ(DAS)構成のシステム展開が整い次第シームレスにSAS構成に移行することができる柔軟性を備えていますので、初めてSASのインストールを計画している小規模な組織にも最適です。Simplicityストレージ・マネージャ・ソフトウェア管理の新しい機能は、顧客に直観的でタスク・ベースの管理・監視を可能として、インストール、構成変更、監視、および診断の複雑な操作を大幅に低減します。
Engenio 1932は、モジュラー構造が特長で、ユーザは最初に必要なストレージ量だけを購入し、その後、容量をダイナミックにそしてシームレスに拡大していくことができます。エントリ・レベルのシステムでは、12ドライブ構成から始めて、48ドライブまで拡張でき、300GB SASドライブの場合には14TBを超える容量のストレージを提供します。Engenio1932システムには2Uサイズの12ベイ Engenio DM1300ドライブ・モジュールが基本導入単位となります。さらに、システム当たり2個の4Gbps ファイバ・チャネル・ホスト・ポートを装備しており、また各ポートはファイバ・チャネル・リンク速度をオート・ネゴシエーションすることで、旧世代の低速なファイバ・チャネル環境にも接続可能です。この特長により、それまでのストレージシステムへの投資を保護し、さらなる拡張性を提供します。
Simplicityストレージ・マネージャ・ソフトウェアによる管理で、Engenio 1932はシンプルかつ簡単に導入が可能です。SANを用いてディスク・アレイを簡単に、そして迅速に接続することができ、一度接続すれば、Simplicityソフトウェア上でわずか6ステップ以下でディスク・アレイの構成を構築することができます。ソフトウェアにはオンラインでの容量拡張機能や、ボリューム作成機能、および特定ホストへのボリューム・マッピング機能があり、顧客はストレージ・システムの管理とユーザ要求に応じた迅速な構成変更を実現できます。さらに、Simplicityソフトウェアはストレージ・パーティショニング、スナップショット、ボリューム・コピー機能などデータ利用や保護ストラテジをサポートするためのプレミアム機能も提供します。
Engenio 1932はまた、2ノード・クラスタ・サーバ環境に最適なソリューションです。これには、アプリケーションを停止させることなく使い続けられることやデータ可用性、使い易さ、および低コストが重要な要件となります。クラスタ化により、単一のストレージ・システムに格納されているデータへのアクセスを複数のサーバで共有でき、一つのサーバが故障しても、もう一つのサーバでアプリケーションの操作が続行できます。
LSIロジックは、業界でも最も広範囲のSASストレージ・ソリューション製品シリーズを揃えており、すべてのレベルのSASインフラストラクチャに対応しています。LSIロジックのSASファミリには、ストレージ・システム・ラインだけでなく、業界をリードするSASコントローラIC、LSI SAS1068やSAS HBA(ホスト・バス・アダプタ)、フルラインのMegaRAID(R) SASアダプタ、およびRAID・オン・マザーボード(ROMB)ソリューションも含まれています。最適な組み合わせを誇るSASテクノロジ、検証済みの相互運用性、およびシングル・ベンダー・サポートの提供により、LSIロジックは、広範囲のストレージ・ソリューション・セットを提供しようとしているOEM企業にとって、優れたシリコン・ツー・システム・サプライヤーとなっています。
米国のストレージIOグループ社の創立者でシニア・アナリストのグレッグ・シュルツ氏(Greg Schulz)は次のように述べています。「現在SASの市場における影響力はますます大きなものとなり、様々な市場で広く採用されています。ファイバ・チャネル・ホスト接続機能の集積が、SASのこの牽引力を一層強固なものにするでしょう。LSIロジックの新しいEngenio 1932のように、容易な管理と低コストという特長の組み合わせを提供することができるシステムは、SASの強さと柔軟性を実証するもので、企業の各部門や、オフィスが分散している企業(リモート・オフィス・ブランチ・オフィス:ROBO)から、拡大が続いている中小企業(SMB)まで、広範囲にわたる顧客に、魅力的なSANオプションを提供します」
LSIロジック社Engenioストレージ・グループのシニア・ヴァイス・プレジデント、フィル・ボリンジャー(Phil Bullinger)は次のように述べています。「性能、可用性、バックアップ、およびストレージ連結機能の重要性の高まりに伴い、ますます多くの顧客がSANを採用する傾向になっています。大企業も中小企業も、独自の課題に対応するために、SANのメリットを求めています。当社の新しい1932ストレージ・システムは、顧客による既存のファイバ・チャネル・インフラストラクチャの拡張や初めてのSANの採用に、最適な低コストソリューションで、企業が抱える課題に対応します」
※LSI Logic、LSI Logicロゴ・デザイン、Engenio、Engenioロゴ・デザイン、およびMegaRAIDはLSIロジック社の商標または登録商標です。その他のブランドまたは製品名はすべて、それぞれの会社の商標または登録商標の可能性があります。
LSI ロジック社:
LSIロジック社(NYSE:LSI)は、デジタル情報の創生、移動、格納する製品のコア に用いられるシリコン・ツー・システム・ソリューションのリーディング・プロバイダです。LSIは、カスタムICおよび標準製品IC、ホスト・バス・アダプタおよびRAIDアダプ タ、ストレージ・エリア・ネットワーク・ソリューション、そしてソフトウェア・アプリ ケーションを含む、広範囲の機能ポートフォリオを提供しています。LSIの製品は、ストレージおよびコンスーマ市場の先端技術企業が、最も高度な性能で、非常に定評のある電子システムを市場に提供するのを全面的にサポートしています。LSIロジックは本社を米国カリフォルニア州ミルピタス市に構えます。(1621 Barber Lane, Milpitas, CA95035 URL: http://www.lsilogic.com )同社の日本法人であるLSIロジック株式会社は、東京都港区にオフィスを構えています。( 〒108‐0075 港区港南4-1-8 リバージュ品川ビル URL: http://www.lsilogic.jp )