シャープ、100℃を超える高温度環境でも動作できる測距センサーユニットを発売
複写機やレーザプリンタの紙詰まり検知に最適
業界初※1、高温度(105℃)対応の測距センサ※2
ユニットを開発、発売
シャープは、業界で初めて、100℃を超える高温度環境の中でも、動作が可能な測距センサユニット<GP2Y5D91S00F>を開発、発売いたします。
複写機やレーザプリンタでは、定着ヒーター部の紙詰まりが機器の損傷を引き起こすことがあり、正確な検知が求められています。加えて、コピー・印刷速度はますます高速化が見込まれることから、アクチュエータ方式※3や定着ヒーターから離れた位置にセンサを設ける反射形フォトインタラプタ方式※4では、正確な検知が難しくなると予想されます。こうしたことから、定着ヒーター部付近に設置できる耐熱性に優れたコンパクトなセンサが求められています。
当製品は、新たに開発した高温度動作対応のICと熱膨張率を低く抑えたモールド樹脂のパッケージングを採用し、105℃までの高温度(従来※5:60℃)に対応した耐熱性に優れた測距センサユニットを開発しました。複写機やレーザプリンタなど高温度の定着ヒーター付近にも設置できるので、高速コピー・印刷時の紙詰まりの検知精度が向上します。
品 名:高温度対応測距センサユニット
形 名:GP2Y5D91S00F
サンプル価格(税込み):400円
量産時期:2007年1月31日
月産台数:70,000台
■主な特長
1.業界初、高温度(105℃)対応の測距センサユニット
2.光学系の最適化設計により、小型化の実現
3.広範囲の動作電圧(2.7~6.2V)
※1 2007年1月19日現在 当社調べ。光学式三角測量方式の測距センサにおいて。
※2 赤外発光素子や受光素子、レンズなどの光学系を一体化し、三角測量の原理でセンサ-物体間の距離を測る光センサ。
※3 アクチュエータ(機械的な駆動部)を用いた光センサ。
※4 発光部と受光部が並んで配置されている光センサで、反射光の有無で用紙の有無を検知する。
※5 当社従来品:GP2YOD413K0F
*詳細は添付資料をご参照ください。
(注)ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日時点の情報です。ご覧になった時点で、内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。
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