東芝、56nmプロセスを用いた16ギガビットのNAND型フラッシュメモリーなど発売
56nmプロセスを用いたNAND型フラッシュメモリの新製品について
― 業界最大容量16ギガビットなど製品化 ―
当社は、最先端56nm*1プロセスを用いた16ギガビット(2ギガバイト)、8ギガビット(1ギガバイト)のNAND型フラッシュメモリを製品化します。16ギガビットは、1チップあたり業界最大容量*2となります。
現在市場で主流の8ギガビット品の量産を今月から開始し、本年第2四半期の早期から16ギガビット品の量産も行う予定です。昨年末からの開発サンプル出荷に続き、本日から順次製品サンプルの出荷を行います。
新製品は、微細化の効果を活かし、前世代比2倍の業界最大容量*216ギガビット品を含むラインアップを実現したのに加え、一度に処理するデータ(ページ)を倍増して書き込み速度も従来比2倍*3の一秒あたり10メガバイトに高め、大容量化・高速化を両立しています。
今後も当社は、微細化・多値化の新技術開発を継続するとともに、設備増強や生産効率改善を進め、市場ニーズに応じた供給力とコスト競争力を確保していきます。
*1 nm:ナノメートル。10-9m
*2 1枚のシリコンチップあたりの容量
*3 多値技術を用いた当社従来品の最高速度との比較
【 新製品の概要 】
形 名 容 量 サンプル出荷 量産時期
TC58NVG3D1DTG00 8ギガビット 2007年1月 2007年1月
TC58NVG4D1DTG00 16ギガビット 2007年第1四半期 2007年第2四半期の早期
【 新製品の主な特長 】
1.最先端56nmプロセスと素子当たりのデータ保存量を高める多値技術の採用などにより、1チップあたりの容量を前世代の製品の2倍にしています。
2.微細化の効果に加え、次のような高速書き込み技術を導入しています。
・一度に書き込むページサイズを従来の2,112バイトから2倍の4,314バイトに拡張
・データの処理待ちを低減して高速化するライト・キャッシュ機能を採用
これにより、当社従来品(多値)の2倍にあたる10メガバイト/秒の高速書き込みを実現しています。
【 新製品の主な仕様 】
添付資料をご参照ください。
【 新製品についてのお客様からのお問い合わせ先 】
メモリ営業部 ファイルメモリ営業担当 TEL 03(3457)3420
以 上