セイコーNPC、デジタルTVのREC OUT端子向けビデオバッファを量産出荷開始
デジタルTVのREC OUT端子向け、
低消費電力・小型ビデオバッファ「SM5319AV/BV」量産出荷開始
セイコーNPC株式会社(略称:NPC、本社:東京都中央区日本橋兜町15番6号、代表取締役社長:五味 佳文)は、LCD TV、PDP TV等のデジタルTVのREC OUT端子(映像出力端子)に適したビデオバッファ「SM5319AV/BV」を開発し、量産出荷を開始しました。
LCD TV、PDP TV、Set Top Box(STB)等のさまざまな映像機器が急速に普及している中、電子部品の低価格化、小型化がますます進み、急務となっています。
この度リリースしました「SM5319AV/BV」はY/Cミキサ回路、アンチエイリアシングフィルタおよび、出力バッファを1chip化し、小型パッケージ(VSOP-8pin)に搭載しました。入力されたS映像信号(Y,C分離信号)に対して、S映像信号、これをミックスしたコンポジット信号(*1)を同時に出力することができます。
本製品を使用することにより、REC OUTブロック部の基板面積の縮小化、低消費電力化が実現することができます。
「SM5319AV/BV」は、出力ゲインが異なる2バージョンを用意しており、お客さまの使用目的に合わせ選択することが可能です。
セイコーNPCでは、今後も多様なアプリケーションに対応する、お客様のニーズに合った製品展開をめざして行きます。
*1.コンポジット信号:同期信号を含む映像複合信号
[新製品概要]
製品名: SM5319AV/SM5319BV
サンプル価格: 100円/個(税込価格:105円/個)
量産出荷時期: 量産出荷中
量産予定数量: 50万個/月
[新製品の主な特長]
・動作電源電圧:5V±10%
・消費電流:35mA (typ)
・入出力ゲイン:6.0±0.5dB (SM5319AV)、9.1±0.5dB (SM5319BV)
・フィルタ通過帯域(±1.5dB):6.75MHz
・出力ドライブ負荷:300Ω
・コンポジット信号出力用ミキサ内蔵(YCMIX)
・ディセーブル機能内蔵
・群遅延偏差(100kHz~5MHz):10ns(typ)
・パッケージ:VSOP-8
◇NPCは、1975年に設立、操業を開始したセイコーグループの半導体IC専業メーカーです。