マカフィー、企業向け「McAfee Total Protection for Enterprise 2.0」を発売
McAfee Total Protection for Enterprise 2.0で
プロアクティブな防御機能を強化
~ Cisco Network Admission Controlとの互換性を実現しセキュリティ・リスクマネジメントソリューションを強化 ~
McAfee, Inc.(NYSE: MFE)の日本法人、マカフィー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 加藤孝博、以下 マカフィー)は、本日、機能強化した企業向けMcAfee Total Protection Solutionの最新バージョン、McAfee Total Protection for Enterprise 2.0を発表しました。
McAfee Total Protection 2.0 は、マカフィーのセキュリティ・リスクマネジメントの防御面をさらに強化しながら、複数のスタンドアロン製品の使用に伴う複雑さ、煩わしさや経費を軽減します。
この新バージョンでは、本格バージョンアップされた検疫ソリューションMcAfee(R) Policy Enforcer 2.0.がシスコのNetwork Admission Controlとの互換性を実現し、また、企業向けクライアント製品の新バージョン、McAfee Virus Scan Enterprise 8.5i は、Windows Vistaに対応しています。
マカフィーのシニアバイスプレジデント Chris Kenworthyは、次のように述べています。「コンピュータ攻撃の高度化に伴い、セキュリティ環境は複雑化を増しています。複数ベンダーが提供する多種のアプリケーションの管理は、複数のダッシュボードで車を運転するようなものです。マカフィーは、単一のダッシュボードで管理できる強力なプロテクションソリューションを提供し、セキュリティ・リスク マネジメントの強化を実現します」
McAfee Policy Enforcer 2.0
マカフィーの検疫ソリューションは、McAfee Total Protection for Enterprise 2.0の重要コンポーネントで、大企業向け セキュリティ・リスクマネジメントに欠かせない要素でもあります。McAfee Policy Enforcer 2.0は、Policy Enforcerサーバ、Policy Enforcerセンサ、Policy Enforcerスキャナの3つの主要コンポーネントからなるソフトウェアベースのソリューションです。McAfee Policy Enforcerは、単一のエージェントと管理コンソールを提供するMcAfee Total Protection for Enterprise Advancedの一翼を担っています。
McAfee Policy Enforcerは、定評の管理製品
McAfee ePolicy Orchestrator(R)(ePO)との統合により、企業ネットワーク内のコンプライアンスレポートに威力を発揮します。顧客は、McAfee Policy Enforcerにより、「要注意」の記録を入手し、脅威への感染やその蔓延を防ぎます。
McAfee Policy Enforcer2.0は、Cisco Network Admission Control(NAC)互換性認定を受けています。シスコが主導する業界イニシアティブを基盤に構築されたテクノロジセットである Cisco NACの互換性認定製品は、そのネットワークインフラを利用して、ネットワークリソースへのアクセスを試みるすべてのデバイスに対してセキュリティ・ポリシーコンプライアンスを強制します。
NAC認定により、NAC対応 のシスコシステムズのハードウェアを使っているマカフィーの顧客は、ポリシーに準拠した信頼性の高いエンドポイントデバイス(PC、サーバ、PDAなど)にネットワークアクセスを付与し、ポリシーに準拠していないデバイスのアクセスを制限できるようになります。その結果、潜在的なセキュリティ脅威による被害を低減することができます。
シスコのSecurity Technologies 部門
Director of MarketingのRussell Rice氏は次のように述べています。
「顧客は、一元管理型のエンドポイントセキュリティと統合されたネットワークアクセス許可機能を求めています。マカフィーと シスコシステムズは、セキュリティポリシーの定義、セキュリティ体勢を決定するためのシステム評価、必要に応じシステムを改善するためのアクセス許可を決定する機能を共同で提供しています。両社の顧客は、既存の NAC対応または互換性あるソリューションとネットワークインフラを引き続き使用することができます」
プロアクティブな防御
McAfee VirusScan Enterprise 8.5iと McAfee AntiSpyware Enterprise 8.5は、ウイルス、ワーム、スパイウェア、アドウェア、ルートキット、ハッキング、脆弱性攻撃などからデスクトップとサーバを守る高度でプロアクティブな保護機能を提供します。マカフィーの新しいテクノロジは、シグネチャのデータベースにもとづくプロテクションにとどまらず、最先端のビへビア分析テクノロジを利用して既知の攻撃と未知の攻撃からシステムを保護します。
McAfee AntiSpyware Enterprise 8.5は、このビへビア分析テクノロジを利用して、今日のサイバー犯罪組織が利用する未知のスパイウェア、スパイウェアの新種やその他のPUPを阻止します。McAfee ePolicy Orchestrator を使ったスケーラブルな集中管理が、ポリシー管理の一元化、大規模展開、大企業の要求レベルを満たすレポート作成を可能にします。
ポートランド州立大学のシステムマネージャ、シェム・ジャイルズ(Shem Giles)氏は、このように述べています。
「McAfee VirusScan Enterprise 8.5iと McAfee AntiSpyware Enterprise 8.5は飛躍的に改善されています。これまで McAfee VirusScan Enterpriseの旧バージョンを使っていましたが、新バージョンではマルウェアとスパイウェアの検出機能が改善されています。さらに、高度なスパイウェアやゼロデイ攻撃を防止するビへビアベースのプロテクション機能も強化されています」
今回のリリースの主な新機能は以下のとおりです。
* 未知の攻撃や高度な攻撃を防ぐビへビアベースのプロテクション機能の強化
* 攻撃者やスパイウェアによる攻撃隠蔽を防ぐ ルートキット検知機能の強化
* マルウェアや攻撃者によるプロテクション無効化を防ぐ自己防衛機能の改善
販売:2007年2月19日より販売開始
セキュリティ・リスクマネジメント戦略を推進
マカフィーは現在、独自のアプローチで、セキュリティ・リスクマネジメント戦略を進めています。この戦略は、企業ユーザがセキュリティ攻撃やポリシー準拠違反から生まれるリスクを最小化するための最も効果的な手段を提供するものです。その基盤となるのは、マカフィーの高度な防御技術と、リスク低減、検疫ネットワーク、データ漏洩防止を含む新しいコンプライアンスマネジメント製品群です。マカフィーはこれまで、買収したテクノロジを、業界最大の人気を誇るセキュリティ管理コンソールである ePolicy Orchestrator(ePO)に統合しています。世界の大企業の約3分の1が ePOを導入している現在、マカフィーは統合、自動化、一元管理というビジョンの実現に向けて着実に前進しています。
■マカフィーについて
マカフィーは、セキュリティ専業のリーディングカンパニーです。マカフィーは、世界中で使用されているシステムとネットワークの安全を実現する高い実績を誇るプロアクティブなソリューションとサービスを提供しています。個人ユーザをはじめ、企業、官公庁・自治体、ISPなど様々なユーザは、マカフィーの卓越したセキュリティソリューションを通じて、ネットワークを通じた攻撃や破壊活動を阻止し、またセキュリティレベルを絶えず管理し、改善することができます。詳しくは、 http://www.mcafee.com/jp/ をご覧ください。
McAfee、マカフィー、VirusScan、ePolicy Orchestrator、ePOは、米国法人McAfee, Inc.またはその関係会社の米国またはその他の国における登録商標です。本書中のその他の登録商標及び商標はそれぞれその所有者に帰属します。(c)2007 McAfee, Inc. All Rights Reserved.