横河電機、サウジアラビアで「ラービグ計画」の石油精製プラントなど受注
“ラービグ計画”のプラント制御システムを受注
-1プロジェクトとして過去最高額-
横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:内田 勲)は、このたびサウジアラビアン・オイル・カンパニー(以下、サウジアラムコ社)と住友化学株式会社(以下、住友化学)との合弁会社ラービグ・リファイニング・アンド・ペトロケミカル・カンパニー(以下、ペトロラービグ社)が進めている世界最大級の石油精製・石油化学統合プラント建設プロジェクト(以下、ラービグ計画)におけるプラント制御システムを正式に受注しましたので、お知らせします。
当社は、ラービグ計画におけるプラント制御システムベンダーに内定していましたが、このたび、当社100%出資のヨコガワ・エンジニアリング・アジアが正式契約を完了したものです。
ラービグ計画では、ペトロラービグ社がサウジアラビア紅海沿岸のラービグにある既存の石油精製プラントの高度化とともに、それと統合する石油化学プラント(エチレン年産130万トン、ポリエチレン/ポリプロピレンなどの石油化学誘導製品年産240万トン)の新設を進めており、2008年後半の完成予定です。
当社が受注したのは、ラービグ計画において既存設備を高度化する石油精製プラントおよび新設する石油化学プラントの制御システムです。統合生産制御システム「CENTUM CS(センタム シーエス)3000 R3」や安全計装システム「ProSafe-RS(プロセーフ アールエス)」、統合機器管理ソフトウェアパッケージ「PRM」や差圧・圧力伝送器「DPharp EJA(ディーピーハープ イージェーエー)」、当社関連会社であるオメガシミュレーション社製 統合ダイナミックシミュレーション環境「OmegaLand(オメガランド)」などで構成され、2007年9月の納入予定です。受注総額は、1プロジェクトの受注額として過去最高です。
当社が受注できた理由として、サウジアラムコ社や住友化学にこれまで納入した製品の信頼性やユーザの視点で提案するソリューションが高く評価された点などが挙げられます。
当社は、今後もユーザに最適なソリューションを提供することで、“2010年、IA(インダストリアルオートメーション)グローバルナンバー1”という目標を確実に達成していきます。
以 上