エーザイ、「パリエット錠」がヘリコバクター・ピロリの除菌療法に関する新効能などで承認取得
プロトンポンプ阻害型抗潰瘍剤「パリエット(R) 錠10mg」
日本でヘリコバクター・ピロリ除菌療法に係る新効能・新用量の承認を取得
エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、このたび、プロトンポンプ阻害型抗潰瘍剤「パリエット(R) 錠10mg」(一般名:ラベプラゾールナトリウム)について、日本でのアモキシシリン、クラリスロマイシンとの併用による胃・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリの除菌療法に係る新効能・新用量の承認を取得しました。
ヘリコバクター・ピロリは、ヒトの胃内に存在する細菌のひとつであり、消化性潰瘍の発症に深く関与していることが明らかになっています。ヘリコバクター・ピロリの除菌療法は、消化性潰瘍の再発予防に有効であり、除菌後には消化性潰瘍の再発率が著明に低下することから、患者様にとって大きなメリットがあります。本剤は、欧米ですでに本効能を取得しています。
本剤は、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎などに関して、効果発現時間の速さと確実な酸分泌抑制作用を示すことが臨床で確認されています。1997年に日本、1998年に欧州で発売し、米国では「ACIPHEX(R)(アシフェックス)」の商品名で1999年に販売を開始しました。現在、世界79カ国で販売されています。
当社は、今回の承認取得により「パリエット(R)」の臨床的価値を高めることで、日本における消化性潰瘍の患者様のQOL向上を目指し、酸関連疾患の治療に一層の貢献をしてまいります。
以 上
*参考資料として、承認内容、併用対象となる抗生剤の製品名を添付しております。