エディオンとサンキュー、資本提携に関する基本合意書を締結
株式会社エディオンおよび株式会社サンキューの資本提携に関する基本合意書締結のお知らせ
株式会社エディオン(以下「エディオン」)および株式会社サンキュー(以下「サンキュー」)は、平成19年2月1日開催の各々の取締役会において、両社の経営基盤の拡充と営業力の一層の強化を期し、競争力ある企業グループを確立することを目的に、資本提携に関して下記の通り合意いたしましたのでお知らせします。
記
1.事業統合の理念と目的
家電小売業界は、個人消費が回復基調に入り業界全体に明るさが出始めたものの、各地域内での拡大をいち早く終えた量販店同士の大競争が全国規模で展開されております。また、ライフスタイルの多様化、人口構造の変化、デジタル関連商品の急激な普及によるネットワーク社会の到来など、さまざまな要因を背景に、お客様のニーズも変化しております。
こうした大きな変革の時代に対応するため、「地域のお客様に密着した事業展開」という共通した経営理念の下、中国・四国・九州地方を中心に展開する株式会社デオデオ、中部地方を中心に展開する株式会社エイデン、近畿地方を中心に展開する株式会社ミドリ電化を完全子会社として統括する持株会社エディオンは、競合する他のナショナルチェーンとは異なり、地域No.1 企業が強固に結びつくことで、地域企業特有のきめ細かなサービスの提供とグループ全体での仕入一本化によるスケールメリットの追求という相反する二つの特徴を同時に実現しております。サンキューは、北陸・北海道・山陰地方を中心に「100 満ボルト」のストアブランドで展開する地域NO.1 企業であり、各部門各事業所を法人化し独立採算にした「分社経営」というユニークな経営手法で、社員全員にモチベーションと責任感を持たせ接客販売を重視した営業を行っており、また修理専門店「ミスターコンセント」を店舗併設で展開するなど、お客様へのアフターサービスも重視している会社であります。
両社は、システム・人材・資金等の経営資源の有効活用とエディオンとして習得した統合ノウハウにより、スケールメリットを得ることでコストダウンを実現し、より満足度の高い商品とサービスを提供することで顧客満足度を高め、さらにお互いのノウハウの共有・融合を図り、各地域で営業力を強化することで更なる進化を遂げるため、資本提携をすることで合意いたしました。
今回の資本提携により、エディオンはサンキューの発行済株式総数の40%を取得いたします。エディオンは、サンキューに資本参加することにより、北陸・北海道地方の店舗ネットワークをさらに補完することができ、将来的に全国を網羅した魅力的な物流・サービス網の構築を目指すことができます。サンキューは、エディオンの他の事業会社と同様に、それぞれの地域において長くお客様に支持されている「100 満ボルト」のストアブランドで事業展開するとともに、エディオンにて仕入を一本化しスケールメリットを追求してまいります。
両社はともに「お客様第一主義」「サービス重視の経営」という同じ経営理念をベースにしており、この度の資本提携により、相互に大きな相乗効果が得られるものと認識しております。
2.資本提携のスケジュール等
(1)スケジュール
平成19年2月1日資本提携に関する基本合意書承認取締役会
平成19年5月末日(予定) 株式譲渡契約承認取締役会
平成19年6月末日(予定) 株式譲渡日
(2)株式取得価額
株式取得価額は、外部機関の算定結果を踏まえ、エディオンとサンキューの両社間の協議により決定致します。
3.資本提携の推進体制
両社の資本提携関係を円滑・迅速に推進し、また資本提携以前におきましても、お客様に満足度の高い商品・サービスを提供するために実施可能な諸施策を早期に実現するために、両社は、今後速やかに各種提携委員会を設置し、資本提携の準備及び実施可能な諸施策につきましては検討・協議のうえ順次実施してまいります。
4.当事会社の概要
添付資料をご参照ください。