カプスゲル・ジャパン、製薬会社向けカプセル液体充填・シール機を発売
医薬品の研究開発スピードに貢献する
カプセル液体充填及びシール機「CFS1200(TM)」を新発売
カプスゲル・ジャパン株式会社(本社:神奈川県相模原市 代表取締役社長:ドメニコ・アンジェリーニ 資本金:3億1,000万円)は、製薬会社向けにカプセル液体充填及びシール機CFS1200(TM)を2月1日より新発売いたします。カプスゲル・ジャパンは、CFS1200(TM)を製薬会社に販売することで、今後、ハードカプセルに関連する製剤機械販売事業を拡大していきます。
CFS1200(TM)は医薬品業界の研究者が難溶性化合物の製剤化の検討を行いやすくするために設計されたカプセル液体充填およびシール機です。現在、開発される薬剤の約4割が難溶性化合物といわれており、製剤加工して臨床試験に使用するのが困難でしたが、CFS1200(TM)により医薬品の研究開発のスピードを速め、Faster Time”First in Man”(ヒト初回投与試験をより早く)を達成することが可能となります。CFS1200(TM)は、カプスゲル社の特許取得技術LEMS*(Liquid Encapsulation Microspray Sealing)を使用しています。ハードカプセルの液体充填にはカプセルの接合部分にバンドシール(ゼラチン)を撒きつけた方法がありますが、シール面積が小さいことから液漏れのリスクが高いことや、製造工程に時間がかかるなどの問題を解決したのが、LEMS技術です。また、CFS1200(TM)はこの機械1台で液体充填およびシール加工までが行える全自動機械で、cGMPに適合し、液体及び半固形物をハードカプセルに充填し、バンドシールをせずにシールすることができます。研究開発用、臨床試験用サンプルを製造することを目的に使用されます。
【 CFS1200(TM)の主な特長 】
●これまでの機種CFS1000より生産能力が20%アップし、生産能力は最大1200(caps/h)
●カプセルのハンドリング方法を変え、完成度の高いシール済み製品が提供可能
●機械全般の温度管理が精度良く行える
●操作が簡単で、洗浄、サイズ交換が迅速に行える
*LEMS:ハードカプセルのキャップとボディの隙間にシール剤(水+エタノールの混合溶液)をスプレーすることで、スプレー溶液が毛細管現象でシール面に浸透し、熱風で加熱されキャップとボディを融合一体化させるシーリング技術として特許を取得しています。
○カプスゲル・ジャパンについて
カプスゲル・ジャパン株式会社は、世界最大の製薬会社であるファイザー社の日本法人、ファイザー株式会社の100%子会社であり、医薬品や健康食品に使用されるハードカプセルのリーディングカンパニーです。カプスゲル・ジャパンのグローバルな統括本部は、米国ニュージャージー州ピーパックにあり、製造拠点は10カ国、全世界にグローバルなネットワークを持ち、高度な技術開発力と最先端の技術力で世界の医薬品産業及び健康食品産業に貢献しています。
○CFS1200(TM)に関する問い合わせは、下記にて承ります。
カプスゲル・ジャパン株式会社 営業本部
〒229-1133 神奈川県相模原市南橋本4-3-36
TEL:042-700-6700 FAX:042-700-6719
【 CFS1200(TM) 製品概要 】
寸 法:72x38x52cm(高さ)
重 量:100kg
生産能力:最大1200caps/時間
充填シール可能なカプセルサイズ:00el,00,0el,1,2,3,4
シール方法:マイクロスプレーシール法
充填量範囲:0.1-1.2ml