日産車体、九州に最新鋭の車両組立工場建設で約300億円投資
日産車体、九州に最新鋭の車両生産ラインを新設
日産車体株式会社(本社:神奈川県平塚市社長:高木茂以下、日産車体)は、本日、日産車体が100%出資する新会社を設立し、日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座社長:カルロスゴーン以下、日産)の九州工場内に最新鋭の車両組立工場を建設することを決定した。
新会社は2007年5月に福岡県京都(みやこ)郡苅田(かんだ)町にある日産の九州工場内に設立し、2008年末を目途に、年産12万台規模の車両生産能力を持つ最新鋭の車両組立工場を建設する。同工場は2009年より稼働を開始する予定である。生産車種は「エルグランド」および北米向けの「クエスト」を予定している。
新工場の総投資額は約300億円を見込んでおり、その内、工場の建屋(約100億円)は日産が建設し、日産車体が借り入れる。新工場の従業員数は約1,000名を予定している。
日産車体では現在、湘南工場第1地区・第2地区で車両生産を行っているが、第1地区は住宅地に隣接しているため、地域の環境・安全対策等を勘案し、新工場の稼働に伴い、第1地区で生産している車種を第2地区に集約し、第1地区を閉鎖する予定である。
日産車体社長の高木茂は、「日産車体はこれまでも、『お客様に魅力ある質の高い製品とサービスを、タイムリーにミニマムコストでお届けする』ことを経営の基本方針とし、多車種変量生産や新型車の短期開発技術等を駆使した、徹底的な効率化を進めてきた。今回の決定によって、さらにきめの細かい対応が可能となり、経営効率の改善につながるものとなる。」と語った。
尚、新会社の概要につきましては、改めてお知らせいたします。
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