日本郵船、中国・宝山鋼鉄とブラジル産鉄鉱石で24年間の長期輸送契約を締結
中国・宝山鋼鉄と24年間の超長期輸送契約を締結
当社はこの度、中国最大の鉄鋼会社である宝山鋼鉄(本社:中国・上海市)とブラジル産鉄鉱石の24年間に亘る超長期輸送契約を締結しました。
本契約は、2007年末より4年間に年間約80万トンを、また2010年から20年間は年間約120万トンをブラジルから主に中国・馬迹山(注)へ輸送するものです。
当初4年間は既存のばら積み船を投入し、2010年央より20年間に亘り中国・南通造船にて建造予定の新造30万トン型鉱石船を投入することとしております。
今回の締結は、当社と宝山鋼鉄との10年を超える超長期契約としては4系列目の契約となると共に、その中では最長の契約期間となります。また、今回30万トン型大型鉱石船の投入により、既存3契約の投入船(18万トン型ばら積み船、20万トン型ばら積み船、23万トン型鉱石船)と合わせ、宝山鋼鉄のニーズに沿い当社が整備を進める全ての船型にて同社と長期契約を締結したことになります。
尚、本契約に配船する予定の30万トン型鉱石船は、当社が中国・南通造船に発注する最初のケープサイズ型船となります。
(注)馬迹山港:
宝山鋼鉄が開発した上海沖110キロの舟山群島の一角に位置する東洋最大の鉄鉱石専用タ-ミナル。水深26mを誇り、30万トン型大型鉱石船の寄港が可能。