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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'02.11.Tue
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2007'07.08.Sun

日本テクトロニクス、高速シリアル・データ・テストに最適なリアルタイム・オシロスコープを発表

テクトロニクス、高速シリアル・データ・テストに最適な世界最高帯域のリアルタイム・オシロスコープを発表
 
~リアルタイム・オシロスコープ「DSA70000シリーズ最新版」が次世代製品の開発を支援し新たなデジタル・ワールドを実現~


 日本テクトロニクス株式会社(取締役社長 鈴木 有國 TEL 03-6714-3111)は、リアルタイム帯域20GHz、同時サンプリング・レート50GS/sを実現した、世界最高帯域の超高性能オシロスコープを発表します。今回、DSA70000シリーズ・デジタル・シリアル・アナライザに新たに3機種(20GHzのDSA72004型、16GHzのDSA71604型、12.5GHzのDSA71254型)が加わります。昨年夏の4~8GHz製品に続き、最高の性能と解析機能を備えた新製品が今回発表されたことで、リアルタイムDPOパフォーマンス・プラットフォームは、さらに充実したものとなりました。DSA70000シリーズは、いかなる競合オシロスコープをもしのぐ4チャンネル性能を誇る、高速シリアル・データ・アプリケーションに最適なオシロスコープです。これらの新しいオシロスコープは、高速シリアル・データ・テスト環境における中核としての役割を担い、新たなデジタル・ワールドを切り拓く次世代製品の開発を促進します。

 次世代の民生機器、コンピュータ、通信、ビデオ製品/システムの中には、シリアル・アーキテクチャを採用し、半導体やICコンポーネント内部に高速広帯域の情報バスとインターコネクトを実装したものが出始めています。正確で再現性のある測定を行うためには、高速シリアル信号の高調波を取り込むことのできる超高性能オシロスコープが必要です。DSA70000シリーズ・オシロスコープは、全チャンネルで超広帯域、ロング・メモリ、高速サンプリング・レート、高速波形取込レートを実現しています。この特長は、レーン・スキューによるタイミング違反の検出にマルチチャンネル解析が必要な高速マルチレーン・シリアル・データ・アーキテクチャにおいて大きな威力を発揮します。これらの機種は、PCI-Express 2、SATA 3、FB-DIMM II、HDMI 1.3、10Gbps Ethernetなど、最先端のシリアル・データ・アプリケーションの開発、テストに携わる設計エンジニアにとって理想的なツールです。

■ DSA70000シリーズ・オシロスコープ新機種の特長
 今回発表する新機種は、12.5GHz、16GHz、20GHzの3種類の周波数帯域に対応し、各チャンネルあたり50GS/sのサンプリング・レート、4チャンネルすべてで200Mポイントのメモリ長を利用できるという、性能的なバランスのよさが特長です。FastAcqアクイジション・モードによる波形取込レートは毎秒300,000波形以上であり、競合製品に比べて約1000倍も高速です。DPXパラレル・アーキテクチャによるシグナル・プロセッサとの組合せにより、詳細な信号観測と解析が可能になります。4チャンネル同時にこの超高性能が得られるため、どんなに厳しいテスト要件にも十分に対応できます。

■ 最新の次世代プラットフォームによる性能の向上
 今回発表した新型リアルタイム・オシロスコープでは、IBM 7HP SiGe(シリコン・ゲルマニウム)技術を大幅に取り入れた、拡張性の高い最新の次世代プラットフォームが共通採用されています。7HP SiGe技術は、高速のデータ伝送、低ノイズ、高い直線性と低消費電力を必要とするアプリケーションにおいて最高の性能を発揮します。 

 IBM社システム/技術グループ、イネーブルメント・ディレクター/IBMフェローであるDavid Harame(デイビッド・ハラメ)氏は、次のように語っています。「新型のDSA70000シリーズ・オシロスコープは、数年前にテクトロニクス社と当社がスタートさせた7HPシリコン・ゲルマニウム実装の共同開発が原点となっています。その共同開発の結晶が、将来を見据えた計測器プラットフォームであり、今回発表された革新的製品です。新しいDSA70000シリーズは、次世代製品の開発に必要な、業界をリードするマルチチャンネル性能を装備しています」。 

 新機種の性能は、最新の第2世代、第3世代のシリアル・データ技術に不可欠なものです。50GS/sのサンプル・レートと200Mポイントのレコード長により、4ms以上のデータを取り込むことができ、従来のどの製品よりも高い分解能がフル・パフォーマンスで得られます。20GHzのDSA72004型では、最高12Gbpsのデータ・レートにおける第3次高調波と8Gbps信号の第5次高調波を測定することができます。これにより、最高速のチップ間シリアル・バス・アーキテクチャのシグナル・インテグリティ測定と適合性要件を満たすことができます。

■ デジタル・シリアル・アナライザによる拡張シリアル・データ・テスト機能(既存機種からの機能)
 DSA70000シリーズは、高速シリアル・データ・バスに携わる設計/テスト・エンジニアが切望する性能や機能、たとえば、シングルまたはマルチレーン信号をデバッグ、検証するためのマルチレイヤ解析ツールを提供しています。また、RT-Eyeシリアル・コンプライアンス/解析ソフトウェア、ジッタ/タイミング解析ツールや、最高3.125Gbpsのハードウェアによるシリアル・パターン・トリガ機能を標準装備しています。

 業界規格に適合した波形マスクのパス/フェイルと測定リミット・テストなど、専門分野に特化した機能を追加することもできます。DSA70000シリーズには、業界規格のパス/フェイル・テストを迅速に実行するための多様な自動測定アプリケーション・ソフトウェアがオプションで用意されています。これらの解析ソフトウェアを利用すると、高速シリアル・データ規格で必要とされる主要なタイミング・パラメータ測定であるジッタ測定が可能であり、広帯域の4チャンネル・リアルタイム・オシロスコープで高精度、低ジッタ、低ノイズの測定を行えます。

■ プローブ先端までの優れた信号忠実性(新機能)
 多くのカストマ・アプリケーションでは、広帯域プローブによる信号接続が必要です。このプローブをオシロスコープに接続すると、オシロスコープとプローブの測定システム全体の応答特性が変化します。今回発表したDSA70000シリーズ新機種では、選択可能なDSP(デジタル信号処理)により、広帯域ストレート・フレックスTip-Clip(TM)アダプタを取り付けたP7313型Z-Active(TM)差動プローブを含めたシステム応答特性を補正し、プローブを接続した場合のシステムの性能を最大限に引き出すことができます。DSPの利点は帯域拡張のみならず、ゲイン応答特性の平坦化、リニアな位相応答、整合のとれたチャンネルなどにも及び、プローブ先端までノイズを抑えることができます。この機能により、プローブ先端の信号は、直接オシロスコープの入力端子に接続された場合と同じ信号忠実性を持つことができます。エンジニアは、信号をP7313型プローブで接続したり、高周波ケーブルで直接接続したり、あるいは併用することができ、しかもシステム性能と信号忠実性を保つことができます。

■ 新機種追加によるオシロスコープのラインナップ
 今回の発表により、シリアル・データ・アプリケーション向けのDSA70000シリーズは、4GHzのDSA70404型から20GHzのDSA72004型までが出揃いました。いずれの機種も最新のデジタル・テストのために設計され、500MHzのDPO7054型から始まるDPO7000シリーズとDPO70000シリーズで共通のプラットフォームを使用しています。今回は同時に、12.5GHzから20GHzまでのDPO70000シリーズも発表となりました。これで、昨年度から16種類の、次世代アーキテクチャによる新型オシロスコープが発表されたこととなり、テクトロニクスのミッドレンジとハイエンドのオシロスコープ・ラインナップが完成しました。

<関連情報>
 ・DPO70000シリーズ デジタル・フォスファ・オシロスコープ
 ・DSA70000シリーズ デジタル・シリアル・アナライザ
 http://www.tektronix.co.jp/products/oscilloscopes/dpo70000_dsa70000/index.html


テクトロニクスについて
 テクトロニクスは、計測およびモニタリング機器メーカとして、世界の通信、コンピュータ、半導体、デジタル家電、放送、自動車業界向けに計測ソリューションを提供しています。60年にわたる信頼と実績に基づき、お客様が、世界規模の次世代通信技術や先端技術の開発、設計、構築、並びに管理をより良くできるように支援しています。米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、現在世界19か国で事業を展開しています。詳しくは、 www.tektronix.com をご覧ください。

 日本テクトロニクスは、米テクトロニクスの100%出資の日本法人です。詳しくは、会社概要( http://www.tektronix.co.jp/Corporate/index.html )をご覧ください。
 

◆お客さまからのお問合せ先
 日本テクトロニクス株式会社
 お客様コールセンター
 TEL 03-6714-3010 FAX 0120-046-011
 URL http://www.tektronix.co.jp/
 E-Mail ccc.jp@tektronix.com

*TektronixおよびテクトロニクスはTektronix, Inc.の登録商標です。Ethernetは富士ゼロックス株式会社の登録商標です。本プレスリリースに記載されているその他すべての商標は、各社の商標または登録商標です。

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