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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'02.11.Tue
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2007'07.08.Sun

日本TI、3タイプの通信方式をワンチップに集積した携帯電話向けチップを発表

TI、業界初の802.11n WLAN、Bluetooth(R)2.1、FMを
ワンチップに集積した、安価な携帯電話向け新型チップを発表

TIのDRP(TM)テクノロジーを搭載した65nmソリューションでモバイルWLANをリード


 テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は、TIのDRP(TM)ワンチップ・テクノロジーをベースに構築され、WLAN、Bluetooth(R)およびFMの各通信方式を集積した『WiLink(R) 6.0』、ならびに『BlueLink(TM) 7.0』の新型2デバイスを発表しました。新型デバイスは、マス・マーケット向け携帯電話においてWLAN、Bluetooth(R)およびFMの各通信方式を低価格でサポートするよう設計されています。

 『WiLink 6.0』シングル・チップは、TIのモバイルWLAN(mWLAN)ファミリの最新製品であり、IEEE draft 802.11nをサポートするモバイルWLAN、BluetoothおよびFM送受信の各通信方式を集積した業界初のデバイスになります。
 『BlueLink 7.0』ソリューションは、TIの『BlueLink(TM)』Bluetoothシングル・チップ・ファミリの最新バージョンであり、BluetoothとFMを集積しています。
 両製品に搭載されているFM機能は、FM受信だけでなく、FM送信機能を提供することから、携帯電話を個人の音楽放送・聴取用の機器としても使用できます。

 今回発表された新型チップは、安価で緊密に統合されたモノリシック・ソリューションであり、今後のコンシューマ向け製品において要求される各機能を実現します。携帯電話でより多くのデータを送受信すると同時に、より優れた音声およびオーディオ聴取体験を提供します。両製品とも、先進の65nm(ナノメートル)プロセス・テクノロジーで製造され、低コスト、低消費電力で小型化を実現します。

 『WiLink 6.0』は、mWLAN、BluetoothおよびFMの各通信方式をワンチップに集積、携帯電話端末メーカーは、これら3種類の機能を、多機能の主力携帯電話端末内にシームレスに統合し、ハイエンドの携帯電話製品のみで利用できた機能をより多くのコンシューマに提供できます。モバイル802.11nソリューションを統合することにより、コンシューマは映画や写真などの大容量ファイルを、携帯電話端末とノートPC、デジタル・カメラ、ゲーム機など他のWLANデバイスとの間でシームレスに、かつすばやくシェアすることができます。キャリアやサービス・プロバイダ各社は、VoWLAN(ボイス・オーバー・WLAN)アプリケーションにおける音声通話の品質および信頼性を大幅に向上する802.11nで、デュアルモード・ソリューションを提供できます。『WiLink 6.0』は通話の途切れを減らし、より新しくさらに複雑なデュアルモード・ソリューション向けのサポートコストを低減します。
 『BlueLink(TM) 7.0』は、高性能のBluetoothテクノロジーと高品質のFMステレオ送受信機能をワンチップに集積しています。この新たなFM送信機能によって、エンドユーザは接続ケーブルを使用せずに、携帯電話内に蓄積したMP3ファイルをカーステレオやラジオなど、あらゆるFMレシーバで聴取できます。また、Bluetooth Specification 2.1 plus EDR(拡張データレート)をサポートし、より強化したパフォーマンスを提供します。『WiLink 6.0』ソリューションと『BlueLink(TM) 7.0』デバイスは、同じBluetooth およびFMコア・ソリューションを共有しているので、顧客各社が、過去および将来のソフトウェア資産をさまざまな形で流用することができます。

 『WiLink 6.0』は、『OMAPV1030』プロセッサおよび『OMAPV1035』eCostoシングル・チップEDGEソリューションを含むOMAP-VoxTMファミリ・ソリューションと組み合わせることができ、最適化したモデム、アプリケーション・プロセッサとmWLAN/Bluetooth/FMソリューションをミッドエンド端末に提供します。TIのLoCostoシングル・チップ・プラットフォームとともに『BlueLink 7.0』は、コスト効率のよいソリューションとして、大量かつ低コストの新興端末市場へのBluetoothの普及を促進します。

 ストラテジー・アナリティクス社のグローバル・ワイヤレス・プラクティス担当アソシエート・ディレクターのニール・モーストン氏(Neil Mawston)は次のように述べています。「現在、世界の携帯電話ハンドセット市場においてWLANとBluetoothの両方のテクノロジーを搭載したモバイル機器は、主としてハイエンドの価格帯の製品です。TIの『WiLink 6.0』ワンチップ製品をはじめとする、より手頃な価格でmWLANとBluetoothを集積したソリューションは、これらの主要テクノロジーを中価格帯および低価格帯の市場分野、ならびに大市場のコンシューマまで浸透させることに役立ちます。
 調査会社のフォワード・コンセプツによると、TIは携帯電話端末向けモバイルWLANの出荷において市場をリードしており、『WiLink 6.0』デバイスは、バッテリ寿命の制約なしに高いスループットを常時提供するPCスタイルの製品へのコンシューマの要求を満足するよう設計されています。mWLAN、Bluetooth、FMの各機能の組み合わせによって、エンドユーザは、Bluetooth対応の携帯電話ハンドセットでラジオを聴取しながらmWLAN経由でeメールをチェックするなど、さまざまなタスクを同時に実行できます。

 またTIではOMAP-Voxならびに『WiLink』ソリューションが提供するVoWLAN機能を活用し、新しいIMSアプリケーション向けに携帯電話とWLANのシームレスな接続機能も供給しています。IMSによってコンシューマは携帯電話を使用してWLANまたは携帯電話網経由で音声の常時アクセスが可能です。
 TIの革新的なDRPテクノロジーにより、『BlueLink 7.0』デバイスは、前世代製品と比較してクリティカル・モード・オペレーション時で20パーセント消費電力を低減します。また、優れた「クラス1.5」機能を提供することで、外部パワーアンプなしで高い送信電力を実現、受信感度とRF性能を向上します。

 新型の『WiLink 6.0』および『BlueLink 7.0』ソリューションは、システム全体に渡る電波干渉の問題に対応する、実績と堅牢性を備えたTIの共存プラットフォームも内蔵しています。携帯電話ハンドセットにより多くの無線テクノロジーが追加されるにつれて、各方式の共存に関する専門知識の重要性はさらに増加しています。TIの共存ソリューションは30機種を超える携帯電話ハンドセットで使用されており、BluetoothおよびmWLAN向けの共存ソリューション市場をリードしています。

供給について
 TIの『WiLink 6.0』および『BlueLink 7.0』ソリューションを搭載した携帯電話端末は2008年に市場に出荷される予定です。


テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて
 テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は、グローバルな半導体企業であり、デジタル家電、ワイヤレス市場などに向けたDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)とアナログICを中核とするトータル・ソリューションを提供しています。そのほか、教育関連テクノロジーを展開、世界25ヶ国以上に製造・販売拠点を持っています。

 日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における大手の外資系半導体サプライヤです。資本金は362億5,000万円です。大分県日出、茨城県美浦に生産工場があり、茨城県つくばと神奈川県厚木にテクノロジー・センターがあります。

 TIに関する情報はインターネットでも発信しています。

<読者向けお問い合わせ先>
日本テキサス・インスツルメンツ株式会社
プロダクト・インフォメーション・センター(PIC)
URL: http://www.tij.co.jp/pic/

以上

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