日本郵船、シンガポールのジェット・エイト社と包括合意書を締結
シンガポール、Jett8 Airline Cargo社との包括合意書締結
このたび、当社は、シンガポールに新たに設立される貨物専業航空会社であるジェット・エイト社(Jett8 Airlines Cargo,Chairman and CEO:Louis Tan、以下、Jett8)(注)と包括合意書を締結し、同社への将来的な出資につき協議を進める事に合意しました。また、同時に当社子会社の日本貨物航空株式会社(NCA)はJett8社と、以下業務提携に合意しました。
<NCAとJett8の主な合意内容>
1)Jett8は今春を目途に国際定期航空会社として必要な事業免許・航空権益などをシンガポール政府から取得し、また、路線運行に必要となる競争力ある事業インフラを整備する。先ず、シンガポール-香港-シンガポール線、シンガポール-欧州-中東-シンガポール線、東南アジア域内線を開設する。
2)NCAは今春退役するB747-200FをJett8に譲渡する一方、同社運行便のスペースを活用した営業強力便を設定する。また、就航主要国におけるJett8の販売代理店業務を引き受ける。
3)NCAはJett8の機体充実に協力し、Jett8は今回開設する欧州・中東路線の充実を図るのみならず、中国・インド・ロシア・太平洋路線など新規路線を開設し、ネットワークを強化する。
シンガポールは、EU・米国・インド・中国などの主要国と自由化協定を既に締結しており、ASEAN諸国とも2010年までの域内自由化を目指して交渉を進めています。
今回の提携によりNCAはシンガポール・香港における接続で自社ネットワークを拡充するのみならず、急成長を遂げるアジア全体と北米・欧州を結ぶトレードへの太いアクセスを確保することになります。
当社は今後ともNCAを強力に支援する事で、航空事業の収益安定化を進めていく所存です。
注)ジェット・エイト社(Jett8 Airlines Cargo)
シンガポールに新たに設立される貨物専業航空会社。Jett8は今春を目途に国際定期航空会社として必要な事業免許・航空権益などをシンガポール政府から取得し、シンガポール-香港線、シンガポール-欧州-中東-シンガポール線、東南アジア域内線を開設する。
代表者名: Chairman and CEO Louis Tan
本拠地: シンガポール
就航路線: (以下予定)
シンガポール-香港線、シンガポール-欧州-中東-シンガポール線,東南アジア域内線
営業開始予定: 2007年春の予定