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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'02.09.Sun
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2007'07.10.Tue

米AMD、ネイティブ・クアッドコア「AMD Opteron」プロセッサーの設計詳細を公開

AMD、ネイティブ・クアッドコア設計の詳細を発表、画期的な性能と先進的なワット性能を実現

-コアレベルで周波数を自動調整するクアッドコアAMD Opteron(TM)プロセッサでデータセンタの電力効率を向上-


 AMD(本社:米カリフォルニア州サニーベール、会長兼CEO:ヘクター・ルイズ)は本日、International Solid State Circuits Conference(ISSCC)において、今後発表を予定しているネイティブ・クアッドコアAMD Opteron(TM)プロセッサ(コード名:「Barcelona」)に採用する業界最先端のアーキテクチャの詳細を公開しました。ネイティブ・クアッドコアのAMD Opteron(TM)プロセッサは、ベンチマークテストで競合製品よりも約40%優れたワット性能を示したことに加え、マイクロアーキテクチャの設計を見直し、新たな電力および熱設計管理技術を導入することで、現在のAMD Opteronプロセッサが実現している業界最先端のワット性能をさらに強化しています。新機能の一つとして、個別のコアレベルで周波数を自動的に調整するAMD PowerNow!(TM)テクノロジの強化があります。

 AMDのRandy Allen(ランディ・アレン、サーバ・ワークステーション担当上席副社長)は、次のように述べています。「AMDは、ワット性能を妥協することなく、性能向上に常に注力してきました。「Barcelona」は今後もこの価値命題をさらに推進し、2003年に初めてAMD Opteronプロセッサを発表した時のように、x86サーバ市場に業界変革を促すダイナミクスをもたらすものです。x86市場独自の新しい電力管理の特性に業界最先端の性能と安定性を組み合わせることで、AMDは企業にとっての賢明な選択肢であり続けています。」


■電力消費性能の最適化:
 AMDは、システムレベルでの消費電力の削減に向けて多面的な取り組みを行っており、優れた性能と低消費電力化を達成しています。AMD PowerNow!テクノロジの強化により、ネイティブ・クアッドコアのAMD Opteronプロセッサ搭載システムは、個別のコアレベルでダイナミックにクロック周波数を調整し、さらなる低消費電力化を実現しています。 電力管理機能のさらなる強化としては、AMDのダイレクトコネクト・アーキテクチャと統合メモリコントローラの活用が挙げられます。これにより「Barcelona」プロセッサコアでは、メモリコントローラがフルスピードで動作中でも電圧レベルを低減できます。コアのP-Stateの推移に影響されることなく、メモリコントローラが外部からのメモリ要求に対応することができ、P-Stateに従ってさらなる省電力化が可能となります。

 システムメモリのインタフェースには、未使用時のメモリロジックの消費電力を削減する機能を採用しています。また、「Barcelona」の設計には「clock gating(クロック・ゲーティング)」が多用されており、使用されていないロジック領域を自動的に停止することで電力節約を可能にします。

 Insight 64社のNathan Brookwood氏(Research Fellow)は、次のように述べています。「今日のITシステム調達担当者は、システム購入の際、ワット性能のみならずその性能自体をも考慮しなければなりません。コア数の倍増や共有L3キャッシュを追加した他、CPU設計に様々な大規模な改善を施すなど、AMDの「Barcelona」設計担当者はワット性能を決める計算式の分子側、すなわちプロセッサ本来の性能を明確に強化してきました。本日ISSCCで明らかになったのは、「Barcelona」がワット性能の分母側も強化されている点です。つまり、各CPUコアの周波数を独立して変更できるだけでなく、「クロック・ゲーティング」など有効性の立証された低消費電力化技術も数多く採用されています。
 性能を向上し低消費電力を実現するこれらの新機能が組み合わさることにより、AMD Opteron搭載システムが現在提供している強力なワット性能にも、大幅な向上が期待されます。」

 今後発表を予定しているネイティブ・クアッドコアのAMD Opteronプロセッサは、AMDが現在お客様にすでに提供している電力インフラストラクチャ(68、95、120ワットのTDP)を対象として設計されています。


■性能レベルの最適化:
 ネイティブ・クアッドコアのAMD Opteronプロセッサにおいては、消費電力節約機能に格別の注意が向けられました。その一方で、業界最先端の性能実現も同様に重要視されています。クアッドコアAMD Opteronプロセッサには、コアとキャッシュに各種強化が加えられ、サーバ/ワークステーション用途で幅広く性能を向上されています。Web、データベース、電子メールサーバなど、キャッシュの影響を大きく受ける処理用途には、2MBの共有L3キャッシュが追加されています。AMDのラボで行われたシミュレーションでは、現行のデュアルコアAMD Opteronプロセッサに比べ、特定のデータベース・アプリケーションで最大70%の性能向上を達成した他、特定の浮動小数点計算用途では最大40%の性能向上を実現しています。AMD独自の機能として、「Barcelona」では命令とデータ供給機能の倍増などを含む、浮動小数点実行パイプラインの128ビット幅への倍増があり、ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)における大きな利点となります。最後に、「Nested Paging」など、AMD Virtualization(TM)(AMD-V(TM))へ強化が加えられているため、仮想化利用時にAMD-V未実装アプリケーションと比べ性能が大幅に向上します。


■出荷について:
 クアッドコアAMD Opteronプロセッサは2007年中頃の出荷開始を予定しています。


■AMDについて:
 AMD(NYSE:AMD)は、コンピュータ業界、グラフィックス、家電業界向けに革新的なマイクロプロセッサ・ソリューションを提供するグローバル・プロバイダです。
 AMDは、世界中のコンシューマおよびビジネス分野のお客様を支援する、徹底したお客様中心主義の理念に基づくソリューションを提供します。
 それにより、オープンな技術革新の促進、選択肢の拡大、さらに業界の発展に向けて努力します。日本AMD株式会社は、AMDの日本法人です。詳細については、http://www.amd.com(英語)またはhttp://www.amd.co.jp(日本語)をご覧ください。

*このプレスリリースは、米国サンフランシスコ2月12日発英文リリースの抄訳です。

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