IDC Japan、国内シンクライアント市場動向分析結果を発表
国内シンクライアント市場動向分析を発表
・2006年において、シンクアラントは試験導入にとどまる
・本格的な成長は、2007年後半から2008年にかけて始まると分析
・本格導入には、TCO削減などセキュリティ面以外の提案が鍵
IT専門調査会社 IDC Japan株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1-13-5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、2006年第3四半期までの実績調査をもとに、「国内ビジネスPC市場への影響」という観点からシンクライアントの動向について分析を行い、その結果を発表しました。これによると、シンクライアントのテスト導入は大幅に増えているものの、本格導入に至っているケースはまだ少ないことが明らかになりました。
多くの企業にとってセキュリティ対策は不可欠であり、このニーズを満たす1つのソリューションとして、シンクアラントへの関心が高まっています。しかし、初期導入コストがPCと比較して高いことや利用者に端末の使い方を教育しなおす必要があること等が導入の妨げとなっています。その結果、2006年は本格導入を検討するための試験導入期にとどまったとIDCではみています。
IDC Japan PCリサーチアナリストの草野 晃輔は「シンクライアントの本格導入は2007年後半以降となるであろう。ベンダーにとっては、シンクライアントソリューションによってTCO削減が見込める等、セキュリティ面以外での提案が案件獲得の鍵になる」と述べています。
今回の発表はIDCが発行したレポート「国内PC市場 2006年第3四半期の分析と2006年~2010年の予測/製品動向調査」(J6020108)にその詳細が報告されています。本レポートでは、2006年第3四半期の国内PC市場実績とその分析、2006年から2010年までの市場予測、また製品動向として、シンクライアント、ブレードクライアントの市場動向および予測を提供しています。なお、本調査の国内PC市場にはx86サーバー、デスクトップPC、ポータブルPC、国内クライアントPC市場にはデスクトップPC、ポータブルPCが含まれています。IDCでは、シンクライアントを、ハードディスクドライブを内蔵しないネットワーク依存型のシステムであり、PC市場とは独立した製品として定義しています。
(※レポートの詳細については IDC Japan へお問合せ下さい。)
>レポート概要 国内PC市場 2006年第3四半期の分析と2006年~2010年の予測/製品動向調査
http://www.idcjapan.co.jp/Report/Pc/j6020108.html
<参考資料>
国内シンクライアント市場実績および予測、2006年~2010年
(※ 関連資料を参照してください。)
◆一般の方のお問合せ先
IDC Japan(株)セールス
Tel:03-3556-4761 Fax:03-3556-4771
E-Mail:jp-sales@idcjapan.co.jp
URL:http://www.idcjapan.co.jp