富士フイルムなど、デジタル画像管理規格「EVERPLAY」の管理・運営をOSTAへ移管
富士フイルム、コダック、コニカミノルタは
デジタル画像管理規格「EVERPLAY(*1)」の管理・運営を
OSTA(*2)へ移管で合意
富士フイルム株式会社、イーストマン・コダック社、コニカミノルタフォトイメージング株式会社(以下3社)とOSTAは、新時代のデジタル画像管理規格「EVERPLAY」のライセンス管理および普及推進を、国際標準の提案活動で実績のあるOSTAに移管することで合意しました。今後OSTAを通じて、「EVERPLAY」規格の採用を写真業界、PC業界、家電業界などに対し、さらに積極的に働きかけ、各業界における国際標準化を目指してまいります。
*1 EVERPLAY :
「デジタル画像を将来にわたって世代を超えて楽しみたい」というユーザーのご要望におこたえするために、2004年9月よりPASS(Picture Archiving and Sharing Standard)規格(仮称)として 3社で策定に取り組んでまいりました。このユーザーの利便性を尊重した規格の意義が高く評価されて、PASS規格の策定活動は「TIPA(Technical Image Press Association)AWARDS 2005」において「Best Technology in Europe 2005」を受賞いたしました。2006年2月の規格完成に伴い正式名称を「EVERPLAY」とし、無償ライセンスを開始し広く普及を目指しているデジタル画像管理規格です。
*2 OSTA :
Optical Storage Technology Associationは、光ディスクに関する技術的な仕様を提案する業界団体。ISOなどの国際標準化団体に技術仕様を提案してきた実績があり、DVDやCD-RWに採用されているファイルシステムのUDF(Universal Disk Format、ISO規格)は、OSTAによって策定されたものです。
近年、TVなどホームディスプレイの高画質化により、デジタル写真や動画、音声など個人のマルチコンテンツをユビキタスに鑑賞・活用するというユーザーのニーズは高まってきていますが、これまではプライベートコンテンツであるデジタル画像の整理・保管の統一された方法がなく、その継承や、永続的な鑑賞については保証されていませんでした。そこで3社は、大切な写真画像データを将来にわたり楽しめる仕組みを提供し、デジタル画像の管理におけるお客さまの「誰でも、いつまでも、誰とでもシェアしあえる」というニーズを解決することを目指し、EVERPLAY規格を策定しました。
EVERPLAY規格が普及することで、デジタルカメラで撮影した画像をリビングの高画質ホームディスプレイで鑑賞したり、DVDなどの記録媒体にアルバムとして保存した画像を簡単にシェアすることなどが可能になります。また、大量のデジタル画像を素早く検索したり、保管が容易にできるようになり、画像資産の保護や互換性の確保という顧客価値を尊重する製品とサービスの普及に重要な役割を果たすものと確信しております。
<ライセンスプログラムの内容>
EVERPLAY規格書一式は、EVERPLAY公式サイトからダウンロードすることができます。
(詳細はEVERPLAY公式サイト http://www.everplay-spec.org/ にてご確認ください)
<EVERPLAY規格の仕組み>
※ 関連資料参照
■EVERPLAY規格に関するお問い合わせ先
EVERPLAY公式サイトからお問い合わせいただけます。
http://www.everplay-spec.org/