JFEスチール、中国・広州市の企業と自動車用鋼板製造・販売の合弁会社を設立
中国・広州市南沙開発区での冷延プロジェクトに関する基本合意について
JFEスチール株式会社(社長:馬田一)と広州鋼鉄企業集団有限公司(董事長:陳嘉陵)は、主として中国国内の自動車用の溶融亜鉛鍍金鋼板を製造・販売する合弁会社『広州JFE鋼板有限公司(GUANGZHOU JFE STEEL SHEET COMPANY LTD.)以下“GJSS社”』を2003年秋に設立、2006年3月に年産40万トンのNo.1 CGLラインを完工し、本日、開所式を現地にて執り行いました。
また、このたび両社は、今後とも増加が見込まれる高級自動車用鋼板の需要に応える為、GJSS社を更に発展させ(1)冷延鋼板製造設備(2)連続焼鈍設備(3)No.2 溶融亜鉛鍍金鋼板製造設備を新たに建設することにつき合意に至りました。なお、追加投資にあたりGJSS社の出資比率をJFEスチール50%:広州鋼鉄企業集団有限公司50%に変更いたします。
今後、両社は今回の合意に基づき詳細条件を詰め、中国政府関係機関の承認を得た後、正式な合弁契約書を締結いたします。2007年中の着工、2010年頃の完工を目指してまいります。
【 新規建設設備の概要 】
(1)冷間連続圧延機(PL-TCM):年産180万トン
(2)連続焼鈍設備(CAL):年産100万トン
(3)No.2 溶融亜鉛鍍金設備(No.2 CGL):年産40万トン
【 広州JFE鋼板有限公司の概要 】
(※ 関連資料を参照してください。)
【 広州鋼鉄企業集団有限公司の概要 】
(※ 関連資料を参照してください。)
注1)2003年9月22日に公表の通り、両社は、溶融亜鉛鍍金鋼板の合弁事業を第一歩として、冷延事業等の合弁についても検討することにしておりました。2006年に冷延プロジェクトの事業性検証(FS)を実施し、このたび基本合意に達したものです。