ユニアデックス、IT全般統制の支援ソフト「IT全般統制マネジャー CNMS」を発売
ユニアデックス
IT全般統制の支援ソフトウエア「IT全般統制プロセスマネジャーCNMS(R)」を発売
~”手本”に沿った運用管理プロセスと自動化で、財務諸表の信頼性を支援~
ユニアデックス株式会社(本社:東京都江東区、社長:高橋 勉、以下 ユニアデックス)は、サーバーやネットワークなどIT基盤の運用管理を、ITIL(注1)、COBIT(注2)といった標準的な”手本”に基づき、作業管理を行うIT全般統制支援ソフトウエア「IT全般統制マネジャー CNMS」を、3月7日から販売開始します。
企業の財務報告書の信頼性を表明する「内部統制報告書」の提出を義務付ける金融商品取引法(通称日本版SOX法)が2008年4月より施行されることに関連し、多くの企業では、財務報告書作成に深くかかわるIT基盤における、IT全般統制への整備が急務となっています。
例えば、重要な勘定科目の業務プロセスに関係するパソコンやサーバー、ストレージ、各種ネットワーク機器などIT資産の適切な管理、プログラムの変更に関する承認と記録など、財務報告の信頼性に直接つながる業務プロセスの整備が求められています。
「IT全般統制プロセスマネジャー CNMS」は、こうした財務諸表の信頼性を担保するために業界標準ともいえるITILやCOBITに従ってIT基盤の運用管理を支援します。IT全般統制で求められる運用管理プロセスがテンプレート化されているため導入が容易であるほか、他の運用管理ソフトウエアとの連携により、運用管理情報の一元化や収集された管理情報を利用した上流の意思決定に活用できます。
「IT全般統制プロセスマネジャー CNMS」の価格は850万円(税別)からです。2年間で10億円の売上を見込んでいます。
なお、「IT全般統制プロセスマネジャー CNMS」は、多くの導入実績があるユニアデックスのIT資産管理ソフトウエア「ADMi-21R」をベースに開発した商品であり、「ADMi-21」から「IT全般統制プロセスマネジャー CNMS」への移行も可能です。
主な機能は以下のとおりです。
●構成管理機能:企業内のIT資産や保守契約、外部委託契約に関わる情報を一元管理。
●変更・リリース管理機能:プログラムや機器を変更する際に必要となる、承認プロセスや実装結果の記録など、すべての変更要求を一元管理。
●インシデント管理機能:利用者から寄せられる障害情報を一元管理し、「構成管理機能」や「既知障害データベース」と連携して障害の速やかな回復を支援。企業内に混在する多ベンダーの運用管理製品との連携も可能。
●問題管理機能:ハードウエアやソフトウエアの障害の根本的な問題点を追究するために、問い合わせ情報、構成機器情報、障害情報をデータベース化(「既知障害データベース」)して一元管理し、問題の解決効率を高める支援を行う。
●プログラム開発プロセス管理機能:プログラム開発に求められる標準的プロセスをSLCP-JCF98(注3)をベースにテンプレート化し開発プロセスを管理。
●アカウント管理機能:ID、パスワード等アカウントの登録・削除等に関する申請受付・実装管理を行う。
●サプライヤ管理機能:外部委託先の評価、登録、定例会等の情報一元管理を行う。
以 上
注1:ITIL(IT Infrastructure Library)
英国政府OGC(Office of Government Commerce)が作成したITサービス管理。運用規則に関するベストプラクティスを調和的かつ包括的にまとめた一連のガイドブック。
注2:COBIT(Control Objectives for Information and related Technology)
米国の情報コントロール協会(ISACA: Information Systems Audit and Control Association)などが提唱するIT統制の成熟度を測るフレームワーク。
注3:SLCP-JCF98
国際規格であるソフトウエアライフプロセス規格ISO/IEC 12207:1995(JIS X 0160-1996)との整合性をとりながら、ソフトウエアを中心としたシステム開発及び取引のためのベースとなる作業項目の一つひとつを定義し標準化している共通フレームワーク。
【 注釈/リンク 】
*ADMi-21、CNMSはユニアデックスの商標です。
*その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
*関連URL:「ユニアデックス」 http://www.uniadex.co.jp