アプリックス、ACCESSとソフトウェアライセンス契約を締結
アプリックス、ACCESSとソフトウェアライセンス契約を締結
業界標準のインターネット機能ソフトウェアをサポートすることで、ソフトバンク携帯電話の開発負担を軽減
2007年3月9日 東京
株式会社アプリックス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:関野正明、以下アプリックス)は、株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川亨、以下ACCESS)と、ACCESSの携帯端末向けソフトウェア・パッケージ「NetFront(R) Mobile Client Suite」(以下、NMCS)の移植層レイヤーに関するライセンス付与を受けることに合意し、本日非独占的契約を締結いたしました。本契約には、ソフトバンク携帯電話向けに提供されるNMCSを、アプリックスのプラットフォームに移植するためのソフトウェア・ライセンス付与および移植開発サポートが含まれます。
現在の携帯電話開発は、通信事業者独自の仕様で実現する機能やサービスを提供しつつ、差別化を図るためにソフトウェアの実装工数は増え続けています。携帯電話メーカーは、通信事業者から求められる多くの機能を実現しつつ、様々なプラットフォームを使用した端末を開発する必要があり、ソフトウェア構造も複雑化しています。
アプリックスでは、このような状況に対応するために、本契約を締結いたしました。このことにより、自社プラットフォーム上にNMCSの移植を行い、携帯端末メーカー各社が製造するソフトバンク携帯電話に組み込むことが可能となります。今後アプリックスは、より短期間でより効率的に携帯電話メーカーが高機能な端末を開発できるソフトウェア・ソリューションを提供してまいります。
株式会社アプリックス 代表取締役社長の関野 正明は次のようにコメントしています。「今回の合意により、アプリックスは、業界標準のブラウザを搭載したソフトウェア・ソリューションを提供することが可能になり、より短期間でより効果的に、通信会社や携帯電話メーカーの求める高機能な端末の開発が可能になります。このような形でユーザの要求に応えることができることを大変嬉しく思っています。」
■株式会社アプリックスについて
アプリックスは、携帯電話をはじめデジタル機器用のJava(TM)テクノロジにおいて世界的なリーディングカンパニーです。世界に先駆けて携帯電話向けJavaサービスが始まった日本において、その創成期から株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ、ソフトバンクモバイル株式会社(旧社名:ボーダフォン株式会社)およびKDDI株式会社、3社全ての仕様に対応したJavaテクノロジを供給してまいりました。また海外においても、韓国Samsung社をはじめ北米Motorola社、TCL&アルカテル モバイルフォンズ社、台湾BenQ社へ、世界の通信事業者の仕様に対応したJavaテクノロジを供給しています。主力製品であるJBlend(TM)は、国内外の企業50社以上にライセンス提供を行い、その搭載製品の累計出荷台数は2006年12月末時点で3億台を超えております。なお、2004年8月24日、アプリックスは台湾のiaSolutionと企業統合をいたしました。
1986年 設立
1996年 Javaのライセンス取得
2003年 東証マザーズ上場
本社:東京/拠点:横須賀、沖縄、サンフランシスコ、ミュンヘン、台湾、上海、北京、城南市(韓国)、ソウル
■JBlendについて
JBlendは、携帯電話やデジタル家電において、Javaアプリケーションを動作させるプラットフォームです。JBlendには、Javaの基本仕様に準拠するとともにほとんどの拡張仕様に対応する小型・高性能ヴァーチャルマシンと、テストツールおよびサンプルJavaアプリケーション群が含まれています。JBlendは、すべてのOSおよびCPUに対応します。
※JavaおよびJavaに関連する商標は、米国およびその他の国における米国Sun Microsystems, Inc.の商標または登録商標です。
※JBlendおよびこれらに関連する商標は、日本およびその他の国における株式会社アプリックスの商標または登録商標です。
※その他の社名、製品名は、それぞれ各社の登録商標または商標です。