フェイス、新たな配信プラットフォーム構築と事業拡大で新会社を設立
フェイス、新たな配信プラットフォーム構築によるマーケット開拓と事業拡大を目指しフェイス・ビズを設立
~グループ内のテクノロジーリソースを集約し新会社設立~
株式会社フェイス(以下フェイス)は、新たな配信プラットフォーム構築による事業拡大を目的とし、フェイス・グループにおけるソフトウェア開発、ネットワークシステムの構築、運用等の配信プラットフォーム技術等に関する経営資源を集約するため、本日開催の取締役会において同事業を会社分割(分社型新設分割)することを決定いたしましたのでお知らせいたします。
記
<本発表のポイント>
■ 新会社フェイス・ビズによる新たな配信プラットフォーム構築と事業拡大
・コンテンツ権利認証技術
・動画配信
・EC(電子商取引)
・画像・音声認識
■ 効率的なグループ経営を目指した最適資源配分
・実績のある技術とノウハウ資源の集約による事業明確化と機動力の向上
・インキュベーション型テクノロジー事業の展開
この度、フェイスは新設会社「株式会社フェイス・ビズ(以下「新設会社」という)」を設立することといたしました。今後のフェイス・グループのさらなる事業拡大に伴い、より機動的なグループ体制の構築が重要となります。これまで多くの実績を残してまいりましたソフトウェア開発、ネットワークシステム開発、運用などのテクノロジーとリソースを分社化することで、グループ内における事業分担を明確化し、シナジーの最大化と新たな事業セグメントの確立を目指すものです。
新設会社の取り組みとして、フェイス・グループで培ってきたノウハウをもとに、音楽配信技術、動画配信システム、ECソリューション、画像・音声認識技術をはじめとした技術プラットフォームのグループ内外への提供およびその技術を利用した独自のサービスを企画・展開してまいります。
動画配信については、先般インテル株式会社、吉本興業株式会社と共同にて実証実験を開始いたしました“NFRMサービス”*の今後の商業サービス化に際し、システム提供してまいります。また、携帯電話等の通信の高速化にともない今後需要の高まる動画視聴サービスなどへの配信プラットフォームを提供してまいります。
ECについてはB2Bを主とし、会員向け、社販、ポイント交換サービスなどのクローズドマーケットへの企画・プラットフォーム提供を推進し、クローズドマーケットに特化することによる商品展開の優位性を活かすとともに、グループで推進している音楽・映像といったデジタルコンテンツの流通も行ってまいります。
画像・音声認識については、その技術を利用する新たなサービスの企画運営を推進するとともに、コンテンツプロバイダなどへのシステム提供を通じたビジネス展開を行ってまいります。
また、これまで蓄積されたノウハウや資産を活用し、既存のシステム、サービス企画などの外部受託についてもさらなる充実化を図るとともに、企業提携や企画立案を含めたインキュベーション型のビジネス展開を行なってまいります。
これまでフェイス・グループは、着信メロディ等のコンテンツ配信サービスの提供、配信プラットフォーム技術の提供等の事業を行ってまいりました。この度、該当するソフトウェア、システム、ネットワーク等の開発、構築、運用に関する経営資源を新設会社へ集約することで、さらなる経営効率化を行います。今回の会社分割により、内部統制強化に基づいたグループ全体の購買機能としての役割も確立いたします。
また、会社分割後のフェイスは、引き続き、コンテンツを流通する新たなしくみを企画・開発・マーケティングし、ビジネスインキュベーションを行なうとともに、グループ全体の戦略統一とシナジー効果の最大化をマネージメントしてまいります。
* NFRMサービスについて http://www.nfrm.jp/
フェイスが開発した新しいタイプの権利認証技術Near Field Rights Management.(NFRM)を利用した携帯電話とPCの連携によるコンテンツの新しい配信サービス。実証実験を本年3月6日から6月末までの約4ヶ月間実施中。この実証実験の結果を踏まえ、年内には、有料コンテンツ配信の商業サービスを本格展開することを目指しています。
フェイスについて http://www.faith.co.jp/
フェイスは、世界に先駆けて、携帯電話の『着信メロディ』そのものを考案、実用化し、日本国内のみならず北米、欧州、アジアパシフィック地域、南米などの世界21カ国で事業展開しています。また、オンラインゲーム、音楽配信、Eコマースなどの決済に利用される電子マネーも提供しています。今後も、携帯電話、パソコンなど様々な利用環境上に、『デジタルコンテンツを流通するしくみ』をグローバルに創造することで、さらなる高付加価値企業を目指します。