北海鋼機と中山三星建材など、棒線事業の統合に関して基本合意
棒線事業統合に向けた基本合意成立について
北海鋼機株式会社(社長:杉田公義、以下「北海鋼機」)、新日本製鐵株式会社(社長:三村明夫、北海鋼機への出資比率53.5%。以下「新日鉄」)、中山三星建材株式会社(社長:藤田哲男、以下「中山三星建材」)及び株式会社中山製鋼所(社長:藤井博務、中山三星建材への出資比率40.3%。以下「中山製鋼所」)は、北海鋼機の棒線事業と中山三星建材苫小牧工場の棒線事業を統合することに向けた基本合意に至り、その実現に向けて具体的な検討及び準備に着手することと致しました。
なお、事業統合の細目につきましては、今後4社で協議して参ります。
記
1.事業統合の趣旨
北海鋼機は、昭和36年に新日鉄(旧富士製鐵(株))系列下の北日本鋼機工業(株)と北海鉄板(株)両社の合併新会社として設立されました。発足以来、40有余年にわたって関東以北唯一の鉄鋼二次製品の総合メーカーとして、鋼板製品、線材二次製品等の製造・販売を行って参りました。
中山三星建材は、中山製鋼所グループ企業として昭和24年に鉄鋼ニ次製品の製造加工を目的に堺市に設立されました。以来、生産品目は、軽量形鋼、電縫鋼管の鋼材製品、丸釘、鉄線、ナマシ鉄線等、線材ニ次製品、建築材へと多様化を図って参りました。生産拠点は、堺、苫小牧、清水、名古屋、都城等に全国10工場を有しております。
現在、普通線材製品市場は、昨今の土木・建築需要の大幅な減少を背景とし縮小が続いております。特に、公共事業への依存度の高い北海道においては、公共事業の減少により、普通線材製品の需要が減少する極めて厳しい局面を迎えております。そこで両社は、この需要変化へ万全な対応を行うと共に、今後の更なる発展のためには、事業基盤の一層の強化が不可欠であると判断し、北海鋼機の棒線事業と中山三星建材苫小牧工場の棒線事業の事業統合に向けて、具体的な検討及び準備に着手することと致しました。
本事業統合により、両社は経営資源を互いに補完し合い、より効率的な生産、営業体制を確立し、強靭な事業基盤を実現することになります。これにより、需要家を始めとする関係各位の様々な要望と負託に、今まで以上に応えられるものと確信いたしております。
2.事業統合の方式(予定)
平成19年6月1日に、北海鋼機の棒線事業を新設分割により新たに設立する新会社に承継させた後、同年8月1日を目処に、この新会社に中山三星建材苫小牧工場の棒線事業を吸収分割により承継させる方式によって統合を行うことを予定しております。
なお、統合比率は、第三者機関の評価を踏まえて、今後4社で協議して参ります。
3.統合新会社の概要
(1)統合新会社の商号は、「NS北海製線株式会社」、本店所在地は、「北海道江別市上江別」を予定しております。資本金、代表者、役員数等につきましては、今後4社で協議して参ります。
(2)統合新会社の株主は、北海鋼機の現株主と中山三星建材となる予定です。
以 上
*添付資料あり。