日本百貨店協会、5月の全国百貨店売上高概況を発表
●全国百貨店 ・ 売上高概況
平成19年5月 全国百貨店売上高概況
I.概 況
1.売上高総額 5,993億円余
2.前年同月比 -0.4%(店舗数調整後/3か月連続マイナス)
3.調査対象百貨店 94社 278店 (平成19年4月対比2店プラス)
4.総店舗面積 6,809,092m2 (前年同月比:-0.1%)
5.総従業員数 95,564人 (前年同月比:6.7%)
6.3か月移動平均値 10-12月 -1.5%、11-1月 -1.0%、12-2月 -0.6%、
1-3月 -0.1%、2-4月 -0.5%、3-5月 -1.1%
[参考]平成18年5月の売上高増減率は-1.1%(店舗数調整後)
【5月売上の特徴】
3か月連続のマイナスだが、減少幅は4月の-1.3%から0.9ポイント改善している。
北日本を除いて好天に恵まれ気温も高めに推移したことから、夏物商材に活発な動きが見られたが、土曜日の1日減少や一部大口需要の反動減もあって、僅かに前年を割り込む結果となった。
また、地区別の特徴としては、大都市部の店舗が概ね好調であったのに対し、東北・北海道地区をはじめ郊外型商業施設との競合が厳しい地方都市の店舗では苦戦が目立った。
なお、今年上期の大型改装は4月中にほぼ完了したことから、その効果が明確に出始めており、売場閉鎖の影響を受けていた東京が8か月ぶりにプラスとなったほか、特に改装効果が顕著に表れた京都では全店舗でプラスを記録した。
【要 因】
(1)天候:気象庁発表「5月の天候」の特徴は以下のとおり(一部抜粋)
◇列島南岸の前線帯が平年に比べ南に位置したため、東日本以西では高気圧におおわれ晴れる日が多かった。北日本では低気圧が頻繁に通過し曇りや雨の日が多かった。また、低気圧に向かって暖気が入るなど、東日本・西日本では高温となった。
(2)営業日数増減 30.8日(前年同月比±0日)
(3)土・日・祝日の合計 10日( 〃 土曜日1日減)
(4)入店客数増減(回答店舗数で見る傾向値/前年同月比)
1.増加した:33店、2.変化なし:49店、3.減少した:65店、4.不明:46店
(5)5月歳時記(GW、子供の日、母の日)の売上(同上)
1.増加した:23店、2.変化なし:66店、3.減少した:36店、4.不明:68店
(6)翌月売上見通し(回答店舗数で見る傾向値)
1.増加する:38店、2.変化なし:86店、3.減少する:15店、4.不明:54店
●全国百貨店 売上高速報2007年05月
(※ 関連資料を参照してください。)
II.地区別の動き
1.10都市売上動向 -0.1%(店舗数調整後/3か月連続マイナス)
2.10都市以外の地区売上動向 -1.0%( 〃 /3か月連続マイナス)
●地区別売上前年比の寄与度とトレンド
(※ 関連資料を参照してください。)
III.商品別の動き
主要5品目では、プラスは身のまわり品、雑貨、食料品、マイナスは衣料品、家庭用品。
なお、化粧品・菓子は前年比較を開始した1月以降5か月連続プラス。
●商品別売上前年比の寄与度とトレンド
(※ 関連資料を参照してください。)
(※ 売上高速報、前年比の寄与度とトレンドは関連資料を参照してください。)