日本百貨店協会、5月の東京地区百貨店売上高概況を発表
東京地区百貨店・売上高概況
平成19年5月 東京地区百貨店売上高概況
I.概 況
1.売上高総額 1,483億円余
2.前年同月比 0.7%(8か月ぶりプラス)
3.店頭・非店頭の増減 店頭0.6%(86.9%): 非店頭1.2%(13.1%)
( )内は店頭・非店頭の構成比
4.調査対象百貨店 13社 28店 (平成19年4月対比±0社0店)
5.総店舗面積 960,042m2 (前年同月比:0.6%)
6.総従業員数 18,661人 (前年同月比:5.9%)
7.3か月移動平均値 10-12月 -1.8%、11-1月 -1.5%、12-2月 -1.4%、
1-3月 -0.9%、2-4月 -1.5%、3-5月 -1.1%
[参考]平成18年5月の売上高増減率は-0.3%
【5月売上の特徴】
(1) 晴天と気温上昇の影響で初夏・盛夏商材に活発な動きが見られ、8か月ぶりに売上増となった。アイテムとしては婦人のカットソー、紳士の半袖シャツ、スポーツ用品、パラソル等のUV商品が好調に推移した。
(2) 好調を維持している化粧品、紳士のカジュアル衣料、婦人のワンピース、食品の菓子類については、改装効果もあって5月も引き続き売上拡大傾向を示している。
(3) 5月に実施された都内各店の催事は、物産展・文化展・チャリティ等形態を問わずいずれも盛況であった。また、「母の日」に関する各企画についても概ね好評を博し、客数・売上共に想定以上の効果を記録している。
(4) 6月の動向については、中旬段階で都内各店概ね前年をクリアしており、明るい見通しとなっている。
【要 因】
(1) 営業日数増減 31.0日(前年同月比±0日)
(2) 入店客数増減(回答店舗数で見る傾向値/前年同月比)
1.増加した:3店、2.変化なし:10店、3.減少した:7店、4.不明:2店
(3) 5月歳時記(GW、子供の日、母の日)の売上(同上)
1.増加した:3店、2.変化なし:9店、3.減少した:2店、4.不明:8店
(4) 翌月売上見通し(回答店舗数で見る傾向値)
1.増加する:5店、2.変化なし:14店、3.減少する:1店、4.不明:2店
東京地区百貨店 売上高速報2007年05月
(※ 関連資料 参照)
II.商品別の動き
主要5品目では、プラスは衣料品、身のまわり品、雑貨、食料品、マイナスは家庭用品。
なお、化粧品・食料品は5か月連続プラス。紳士服は2か月連続プラスとなり、婦人服は8か月ぶりに、その他衣料品は66か月ぶりにプラスとなった。
商品別売上前年比の寄与度とトレンド
(※ 関連資料 参照)