大塚製薬と千寿製薬、緑内障・高眼圧症治療剤「ミケランLA点眼液1%、2%」を発売
大塚製薬 千寿製薬
1日1回点眼の持続性製剤 緑内障・高眼圧症治療剤
「ミケラン(R)LA点眼液1%、2%」
7月3日 新発売
大塚製薬株式会社(本社:東京都千代田区、社長:樋口達夫)と千寿製薬株式会社(本社:大阪市中央区、社長:吉田有宏)は、1日1回点眼の持続性製剤、緑内障・高眼圧症治療剤「ミケラン(R)LA点眼液1%、2%」(一般名:カルテオロール塩酸塩)を7月3日に新発売します。
「ミケランLA点眼液1%、2%」は、アルギン酸を添加することで薬剤の眼表面での滞留性を向上させ、眼内移行量を高めることにより1日1回点眼で眼圧コントロールを可能にした持続性点眼液です。更に、点眼時の使用感が従来の「ミケラン点眼液」と変わらないため、患者さんの点眼に対するコンプライアンスが高まることが期待されます。
緑内障・高眼圧症治療剤であるカルテオロール塩酸塩点眼液は、大塚製薬が開発し、1984年に1日2回点眼製剤として「ミケラン点眼液1%」及び「ミケラン点眼液2%」を発売しました。現在、海外48カ国で承認を取得し、広く医療現場で使用されています。「ミケランLA点眼液」は、「ミケラン点眼液」と同様に大塚製薬と千寿製薬がコマーケティングを行います。海外ではショーバン/ボシュロム社よりフランスおよびスイスなどでも販売されています。
緑内障は年齢とともに視野障害が徐々に進行し、しかも失われた視野は元にもどらないため、生涯にわたり継続的に眼圧をコントロールする必要があります。このため、薬剤の選択では、眼圧下降効果及び安全性に加え、点眼液の使用感が患者のコンプライアンスを高め、失明に至るリスクを軽減する重要な要因になることから、忍容性の良い持続性点眼液が求められています。
今後、大塚製薬と千寿製薬は、緑内障・高眼圧症治療の選択肢の一つとして「ミケラン点眼液」「ミケランLA点眼液」を提供することで、医療に貢献できるものと期待しています。
<ミケランLA点眼液1%、2%」 製品概要>
・製品名
ミケランLA点眼液1%、2% (一般名:カルテオロール塩酸塩)
・種類
緑内障・高眼圧症治療剤
・効能・効果
緑内障・高眼圧症
・用法・用量
通常、1%製剤を1回1滴、1日1回点眼する。なお、十分な効果が得られない場合は、2%製剤を用いて1回1滴、1日1回点眼する。
・承認年月日
2007年4月18日
・薬価収載日
2007年6月8日
・薬価
ミケランLA点眼液1%: 456.60円/mL
ミケランLA点眼液2%: 660.90円/mL