忍者ブログ

ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2025'02.14.Fri
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2007'06.29.Fri

アルパインとNEC、生産工程をグローバルに一元管理するPDMシステムを構築

アルパインがグローバルPDMシステムを構築し、
製品開発効率を30%向上

~世界4極での分散開発におけるコンカレント・エンジニアリングを実現~


 アルパイン株式会社(注1、以下 アルパイン)は、日本電気株式会社(注2、以下 NEC)と共同で、図面・仕様書などの「技術情報」、グローバルで共通に利用する「部品情報」、設計部品表・生産部品表などの「構成情報(BOM)」、部品調達コスト・製品価格などの「コスト情報」、製品開発における「開発進捗状況」などをグローバルに一元的に管理する、PDMシステム(Product Data Management:技術情報管理)を構築しました。本システムにより、グローバルでの分散開発のコンカレント・エンジニアリング(同時並行化)を実現するとともに、製品開発効率を30%向上致しました。

 アルパインは、カーナビ・カーオーディオ領域におけるトップクラスのメーカーであり、北米、欧州を中心とした海外売上高が85%を占め、グローバルに販売活動を行っております。アルパインでは、グローバルマーケットの拡大を背景に、販売・生産拠点の設立に加え、設計機能についても積極的に海外シフトを進めてまいりました。日本では、高度な製品企画やベースモデル設計を行い、中国・北米・欧州の各設計拠点においては、各地の部品調達事情や現地顧客ニーズへ対応させたローカルモデル設計を行っています。こうした複数拠点間で開発を分散・並行して行うためには、「技術情報」・「部品情報」・「構成情報」・「コスト情報」・「開発進捗状況」をリアルタイムに共有化する必要がありました。

 本システムは、日本・中国・北米・欧州の主要4拠点を専用線(アルパイン・グローバルネットワーク)で接続し、NECが提供するPDMシステム「Obbligato II(オブリガートツー)」を技術情報共有基盤として活用し、ITとNW統合技術を駆使することで、グローバルでの分散開発のコンカレント・エンジニアリングを実現するものであります。
 さらに、本システムとERPシステムとの連携により、グローバル分散開発のボトルネックとなっていた設計部門と国内外生産拠点間における「構成情報(BOM)」の伝達やその設計変更反映作業等によるタイムロスが解消され、設計と生産間のスピーディな情報伝達を実現し、製品開発効率を向上しました。

 本システムの特長は、以下の通りです。

(1) 世界4拠点において、リアルタイムに技術情報を共有
 世界4拠点の設計部門へPDMシステムを導入し、それぞれのデータベースをレプリケーション化(複製化)することにより、どの拠点でも常に日本と同じ技術情報にアクセスが可能。3D CADデータのような大容量のデータについても分散管理を効率化することで、快適なレスポンスを確保。

(2) 設計・生産データを統合的に管理
 従来、製品の構成情報は、設計部門においては設計部品表(設計BOM)、各生産拠点においては生産部品表(生産BOM)というように、各々が独立して作成・管理されており、設計変更が発生した場合は、その変換作業に多大な時間を要していた。新システムでは、PDMシステム上で、設計BOMと生産BOM原案を自動生成するとともに、設計変更時には、設計BOMの変更内容を生産BOM原案に自動反映する。このPDMシステム上の生産BOM原案を、国内外生産拠点のERPシステムに転送することにより、BOM作成・メンテナンス工数が大幅に削減され、設計変更のスピードアップが図れる。

(3) 納期厳守を徹底化
 開発日程管理機能により、管理者は、企画・設計・製造・試作など各部門の作業進捗状況をリアルタイムに把握することが可能。作業変更時・作業遅延時においても、一定のルールに基づき自動配信される作業依頼メールにより、より迅速かつ適切な対応をとることが可能になるため、納期厳守が徹底される。

(4) コストを意識した設計を行い、競争力のある製品開発を実現する
 PDMシステムを各生産拠点ERPシステムと連携させることにより、購買情報の入手が可能になり、設計初期段階からコストを意識した的確な部品選定が可能となる。さらに、開発設計時点の製品原価から量産にいたるまでの製品原価の遷移を管理することで、開発環境でのコストを見える化する。

 「Obbligato II」は、PDM製品の国内市場実績においては、1995年から2005年まで11年連続で第一位を獲得しており(注3)、実践的かつ先進的なソリューションの提供をして参りました。

 NECは、本実績をもとに、「Obbligato II」のグローバルでの販売を強化してまいります。特に、中国におけるPDMシステム市場の拡大を背景に、中国でのサポート体制を強化し、今後3年間で50社への販売を目指しております。

 なお、「Obbligato II」は、本年6月27日から29日まで東京ビックサイトで開催する「設計・製造ソリューション展」に出展致します。また、アルパインの事例は、同「設計・製造ソリューション展」の専門セミナー内にて講演を行う予定です。

以上

(注1) 本社:東京都品川区、代表取締役社長:石黒 征三
(注2) 本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:矢野 薫
(注3) テクノシステムリサーチ「2006年PDM/PLMビジネス市場分析調査」 (2006年11月)


<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
NEC 第一製造システム事業部 CPCソリューショングループ
電話:03-3456-7474
Eメール: oblsales@cpc.jp.nec.com
受付時間:9:00~18:00 (土、日、祝日、12/30~1/3を除く)

PR
Post your Comment
Name:
Title:
Mail:
URL:
Color:
Comment:
pass: emoji:Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
trackback
この記事のトラックバックURL:
[1139] [1138] [1137] [1136] [1135] [1134] [1133] [1132] [1131] [1130] [1129
«  BackHOME : Next »
広告
ブログ内検索
カウンター

忍者ブログ[PR]