忍者ブログ

ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2025'02.14.Fri
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2007'06.29.Fri

ナショナルセミコンダクター、携帯機器のビデオ機能を高い電力効率で実現するアナログICを発売

ナショナル セミコンダクター
マルチメディア携帯機器の高度なビデオ機能を高い電力効率で実現する
革新的なアナログICを発売

高性能、高品質のビデオ、サウンド機能を提供する
ディスプレイ、オーディオ、パワーマネジメント分野の新しい7製品


 ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(本社:東京都江東区木場2丁目17番16号、代表取締役ユーゲン・ヘルト、資本金:42億750万円)は、携帯電話、携帯メディアプレーヤ、さらには電話機能とメディア再生機能を搭載した新しい携帯アプリケーションにおいて、高度なビデオ機能を高い電力効率で実現するディスプレイ、オーディオおよびパワーマネジメント分野の新製品7品目を発売したと発表しました。新製品は、ビデオ再生を可能にする主要なサブシステムにおいて、デジタル・データを魅力的な画像と音声に変換する役割を果たします。

 市場調査会社In-Statは、携帯型マルチメディア機器の需要増大を予測しており、2011年までにビデオ対応携帯機器の市場規模が2006年の約3億台から10億台へ拡大すると予想しています。


<高度なディスプレイ機能を実現>
 ビデオ機能の中核となるのが、ディスプレイです。ナショナルの低消費電力インタフェース製品Mobile Pixel Link(MPL)ファミリは、低消費電力の駆動により、バッテリ使用時間を最大限に延長しながら、画像、ビデオ、グラフィックなどの大量のデータを非常に少ないバス本数でディスプレイに伝送します。MPLは、バス本数の削減を可能にするシリアル・インタフェースで、コネクタやFPCのサイズダウンを実現します。MPLは微少な電流駆動のため、EMI(電磁波障害)を低減するほか、競合製品に比べて消費電力をほぼ半分に抑えます。加えて、MPLはホストとディスプレイ間の電圧レベルシフト機能を備えており、外付けのレベルシフターを使用する必要がありません。

 MPLファミリの最新製品LM2512は、プロセッサとディスプレイ間のビデオ・モード・インタフェース・ブリッジをサポートする、高速シリアル・ホスト・デバイスです。49ピンのUFBGAパッケージで提供されるLM2512は、色補正用のユニークなルックアップ・テーブルを内蔵し、高いプログラマビリティを持った製品で、メーカーによって異なるディスプレイの特性に対し、ビデオ機能と性能を最適化します。LM2512はまた、分解能がわずか18ビットのディスプレイ上でも、24ビットのビデオ・ソースデータを高い品質で表示するディザリング機能も搭載しており、6ビットのRGB データ・コンバータ並みの低い消費電力を維持します。

 また、今回発売した低温ポリシリコン(LTPS)ディスプレイ用ドライバFPD95120は、HVGAフォーマットまでサポート可能な狭小デバイスです。短辺はわずか0.9mmで、ディスプレイ・ガラスの利用領域を最大限に広げることができます。高集積ドライバFPD95120は、MPLデシリアライザ、高効率のコイル型DC/DCスイッチャおよびRAM(ランダム・アクセス・メモリ)を内蔵し、待機時のディスプレイ消費電力を低減します。また、Vcom調整などのパラメータを工程内で調整し、モジュール・キャリブレーション・データとして保存できるほか、ディスプレイ・メーカー各社の独自の製品IDをプログラムできるEEPROMを搭載しており、どのメーカーのディスプレイ製品にも広く利用できます。

 FPD95120とLM2512はすでに出荷が開始されており、FPD95120はチップ・オン・ガラス(CoG)デバイスとして提供され、1,000個一括購入時の価格は3.40米ドルです。LM2512は40ピンLLP?パッケージまたは49ピンFBGAパッケージで提供され、1,000個一括購入時の価格は2.40米ドルです。両製品の詳細情報やサンプルの注文についてはそれぞれ、
 http://www.national.com/pf/LM/LM2512.html 、
 http://www.national.com/pf/FP/FPD95120.html をご覧ください。
 MPLの詳細については、
 http://www.national.com/JPN/appinfo/mpl/ をご覧ください。


<ディスプレイのバックライティングと色再現性を向上>
 ディスプレイの最適化を図るうえで、バックライティングは重要です。今回発売した新しいRGB LEDドライバLP5520は、白色 LEDと比べて、ディスプレイの色再現性の向上と消費電力の低減を実現します。25ピンのmicro SMDパッケージで提供されるLP5520は、光センサによるフィードバックが不要で、小型でシンプルなソリューションを提供します。色再現域をNTSC規格の70パーセントから最大100パーセントまで改善し、広い温度範囲にわたって真の白色光を生成します。内蔵の昇圧コンバータにおいて、アダプティブ・モードでは、ドライバ内の回路がLED駆動に必要最小限の出力電圧を自動的に調整し、最も低い消費電力を実現します。

 携帯端末向けの液晶RGBバックライトソリューション、LP5520の開発にあたってナショナルと協力した日本ライツ株式会社の技術統括本部長、松本伸吾氏は、「携帯端末でも、液晶ディスプレイ(LCD)の色再現性向上は、製品差異化のための極めて重要なキーワードとなっています。こうしたニーズに応えるため、弊社との協力によりナショナル セミコンダクターが製品化したのが、RGB LEDドライバのLP5520です。」と述べ、さらに、「LP5520は、弊社のバックライト・モジュールと組み合わせて使うことにより、携帯機器の液晶ディスプレイの色再現性の大幅な向上、薄型化と小型化に貢献します。また、現行の白色LEDバックライトシステムから大幅なシステムと外付け部品の変更なく、RGBバックライトソリューションを実現できることも利点の一つです。」と語りました。

 このほか、さまざまな携帯型ライティング・アプリケーション向けの低消費電力カラーLEDドライバとして、LP5521、LP5522、LP55281を発売しました。

 LP5520、LP5521、LP5522およびLP55281はすでに出荷が開始されており、1,000個一括購入時の価格は0.90米ドルから1.85米ドルです。4製品の詳細情報およびサンプルや評価用ボードの注文についてはそれぞれ、
 http://www.national.com/pf/LP/LP5520.html 、
 http://www.national.com/pf/LP/LP5521.html 、
 http://www.national.com/pf/LP/LP5522.html 、
 http://www.national.com/pf/LP/LP55281.html をご覧ください。
 ナショナルのLEDドライバ製品の詳細については、
 http://www.national.com/JPN/appinfo/power/led.html をご覧ください。


<高品質のオーディオ>
 優れたディスプレイと優れたオーディオ機能/品質の相乗効果は、さらにエンターテインメント性を高めます。新たに発売したオーディオ・サブシステムLM49100は、プリセット・モードを選択するだけでモノラル音声やステレオ音楽信号をモノラル・スピーカ・ドライバ、またはグラウンドリファレンス・ステレオ・ヘッドフォン・アンプのいずれか(またはその両方)に出力することができます。加えて、内蔵のヘッドフォン・アンプにグラウンドリファレンス・タイプを採用することにより、通常シングルエンド接続に必須となるコンデンサを必要としないため、ポップノイズの発生がなく、システムのレイアウト設計の自由度を広げます。また、ノイズ除去の性能向上によって、スペースに制約のあるシステム設計に余裕をもたらします。LM49100は、すべてのチャネルがアクティブな状態での静止電流が5mA未満と、業界の同クラスで最も低いレベルを実現しており、バッテリ使用時間を最大限に延長します。

 LM49100は25ピンのマイクロアレイ・パッケージで出荷が開始されており、1,000個一括購入時の価格は3.35米ドルです。LM49100の詳細情報およびサンプルや評価用ボードの注文については、
 http://www.national.com/pf/LM/LM49100.html をご覧ください。


<デジタル・プロセッサ向けパワーIC>
 ビデオをディスプレイに表示するには、事前にアプリケーション・プロセッサでビデオ信号のデコードとプロセッシングを行う必要があります。ビデオ信号プロセッシングは大量の電力を消費するため、モバイル端末のバッテリ使用時間の大きな制約要因になっています。ナショナルの革新的なPowerWise(R)技術は、アダプティブ・ボルテージ・スケーリング(AVS)を用いてプロセッサの高度なエネルギーコントロールを実現します。プロセッサ上に集積したナショナルのPowerWise技術のIP(設計資産)を、LP5552のような互換性のあるパワーマネジメントICとともに使用することで、消費電力を最大70パーセントも低減でき、バッテリ使用時間をさらに延長することが可能です。

 LP5552は、プロセッサの動作に応じて、アダプティブに供給電圧を必要最低限レベルの電圧へと調整するAVS機能をサポートする先進的なパワーマネジメントICで、大幅な消費電力低減を実現します。LP5552は、800mA降圧型レギュレータ2個とLDO(低ドロップアウト)レギュレータ5個を内蔵しており、36ピンのmicro SMDパッケージで提供されます。

 さらに、ベースバンド電源向けの高集積パワーマネジメントIC、LP3919を発売しました。LP3919は、市場の中で最も小型の高集積パワーマネジメントICで、高効率のスイッチング・レギュレータ、LDOおよびバッテリ・チャージャを内蔵し、49ピンのmicro SMDパッケージで提供されます。LP3919は、ベースバンド・プロセッサやシステム内の他の周辺回路に電力を供給します。

 LP5552とLP3919はすでに出荷が開始されており、1,000個一括購入時の価格はLP5552が4.50米ドル、LP3919が2.35米ドルです。両製品の詳細情報やサンプルの注文についてはそれぞれ、
 http://www.national.com/pf/LP/LP5552.html 、
 http://www.national.com/pf/LP/LP3919.html をご覧ください。
 PowerWise技術の詳細については、
 http://www.national.com/JPN/appinfo/power/powerwise.html をご覧ください。


<記憶容量の拡大>
 デジタル・コアは、SD(Secure Digital)カードやフラッシュまたはマイクロHDD(ハード・ディスク・ドライブ)などの不揮発性記憶デバイスから送られるデータを処理します。こうした記憶デバイスを携帯機器で使用すると、消費電力の面でそれぞれ固有の技術的課題が発生します。

 マイクロHDDの電源向けとして、今回新たに昇降圧型レギュレータLM3668を発売しました。LM3668は、HDD駆動用モータ電源に3.3Vの出力電圧を供給し、降圧および昇圧モード時に、HDDなどの高電力を必要とするアプリケーション向けに不可欠な、90パーセント以上の高効率を実現しています。携帯機器に使用されるリチウム・イオン・バッテリの場合、放電終止電圧は3.3V以上のレベルから3.3V以下のレベルへと変動しますが、LM3668は、降圧動作と昇圧動作の間のシームレスな移行を可能にし、安定した出力電圧によってエラーフリーな動作を実現します。加えて、安定した出力電圧と高効率を兼ね備えたLM3668は、携帯機器の高電圧アプリケーション向けのプリ・レギュレータとしても使用できます。LM3668は、12ピンのLLPパッケージに収納され、小型の外付け部品を使用できるため、非常に小型のソリューションを実現します。

 もう1つの記憶媒体である高密度SDメモリでは、ロジック・レベル・シフト機能、ESD(静電気放電)保護、EMI(電磁波障害)フィルタリング機能を必要とします。新たに発売したSD(miniSD/SD)カード用インタフェースLP3929は、レベルシフター、電源、EMIフィルタリングおよび15kV耐量のESD保護機能を1つのデバイスに集積し、外部回路との間の安定したインタフェースを実現した業界初の製品です。LP3929は、2mm×2mmの24ピンのmicro SMDパッケージで提供されます。より小型で、より先進的な携帯機器を設計する際のメカニカルな制約を解消します。

 LM3668とLP3929はすでに出荷が開始されており、1,000個一括購入時の価格はともに2.00米ドルです。両製品の詳細情報およびサンプルや評価用ボードの注文についてはそれぞれ、
 http://www.national.com/pf/LM/LM3668.html 、
 http://www.national.com/pf/LP/LP3929.html をご覧ください。


<ワイヤレス・リンク向け電源>
 動画のワイヤレス送信への需要が増大していますが、データのワイヤレス送信は、大量のバッテリ電力を消費します。3G端末向けの送信パワーアンプに最適なDC/DC電源の新製品、LM3207は、パワーアンプのリニアリティを維持しつつ、RFパワーアンプへの供給電圧を最低限の水準に正確に抑えることによって、消費電力の大幅な低減を可能にします。

 LM3207は9ピンのmicro SMDパッケージで出荷が開始されており、1,000個一括購入時の価格は2.50米ドルです。LM3207の詳細情報およびサンプルや評価用ボードの注文については、
 http://www.national.com/pf/LM/LM3207.html をご覧ください。


 高解像度の製品画像は米国本社のフォト・ギャラリ、
 handheld.national.com/jpnで入手できます。


<システム設計を向上>
 HiFiオーディオや高解像度ビデオの鑑賞、マルチメディア・ファイルの保存や送信などの用途に、ナショナルは、消費電力の低減、バッテリ使用時間の延長、サウンド品質の向上、鮮明なディスプレイ画像、フォーム・ファクタの縮小、真の白色ライティング、インタフェースの高効率化により、携帯機器の高度なマルチメディア機能を創造するため、製品の差異化を実現する幅広いアナログ技術を提供しています。ナショナルは、顧客やパートナーと密接に協力し、携帯機器のためのユニークな機能を創造する、PowerWiseやMPL技術などの新しいアーキテクチャや標準の定義を進めています。ナショナルの携帯機器向け製品の詳細については、
 handheld.national.com/jpn をご覧ください。

 このニュースリリース(製品画像付き)はナショナル セミコンダクター ジャパンのウェブサイト http://www.national.com/JPN/news/item/0,4140,668,00.html でもご覧いただけます。


<商標>
 LLP、PowerWiseおよびNational Semiconductorはナショナル セミコンダクター コーポレーションの登録商標です。その他のブランドおよび商標または登録商標は、各社の所有に属します。


 ナショナル セミコンダクターは、世界をリードするアナログ企業として高性能アナログICやサブシステムを提供しています。ナショナルの製品ラインナップは、電源IC、ディスプレイ・ドライバ、オーディオ・アンプ/オペアンプ、インタフェースICおよびデータ・コンバージョン・ソリューションなどの最先端のアナログICで構成されています。携帯電話などのワイヤレス・ハンドセット、ディスプレイのほか、医療、自動車、産業、計測/測定機器などの幅広いエレクトロニクス市場をターゲットとしています。本社はカリフォルニア州サンタクララで、2007年5月27日に終了した2007会計年度の売上高は19億3,000万ドルでした。

 ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(資本金 42億750万円)は、ナショナル セミコンダクター コーポレーションの全額出資の日本法人で、各種半導体、集積回路(IC)の輸入、販売を行っています。本社は東京で、大阪に支社を持っています。設立は1969年11月、従業員数は約110名です。


ウェブサイト・アドレス:
ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社: http://www.national.com/JPN/
米国本社: http://www.national.com/

PR
Post your Comment
Name:
Title:
Mail:
URL:
Color:
Comment:
pass: emoji:Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
trackback
この記事のトラックバックURL:
[1149] [1148] [1147] [1146] [1145] [1144] [1143] [1142] [1141] [1140] [1139
«  BackHOME : Next »
広告
ブログ内検索
カウンター

忍者ブログ[PR]